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IAMVideoAccelerator インターフェイス

IAMVideoAccelerator インターフェイスによって、ビデオ デコーダ フィルタは、DirectX Video Acceleration によって提供される機能などのビデオ アクセラレータ機能にアクセスできるようになる。Video Mixing Renderer フィルタの入力ピン、オーバーレイ ミキサのピン 0 はこのインターフェイスをサポートする。ビデオ デコーダ フィルタがこのインターフェイスのメソッドを呼び出す場合は、デコーダの出力ピンで IIAMVideoAcceleratorNotify インターフェイスをサポートしている必要がある。アプリケーションが、このインターフェイスでメソッドを呼び出す必要はない。このインターフェイスの使用方法の詳細については、「デコーダによる IAMVideoAccelerator の使用」を参照すること。

注 : このインターフェイスは、Microsoft® Windows® 2000 以降で使える。

要件

Videoacc.h を必要とする。

IAMVideoAccelerator インターフェイスは、IUnknown から継承されるメソッドに加え、以下のメソッドを公開する。

メソッド 説明
GetVideoAcceleratorGUIDs 受け付けられるビデオ アクセラレータ フォーマットの GUID のリストを取得する。
GetUncompFormatsSupported 指定されたビデオ アクセラレータ フォーマットのレンダリングに使えるピクセル フォーマットのリストを取得する。
GetInternalMemInfo ビデオ アクセラレータの GUID、圧縮されていないデータのサイズ、ピクセル フォーマットに基づいて、圧縮されていないデータのメモリ要件に関する情報を取得する。
GetCompBufferInfo 圧縮済みバッファの情報を取得する。
GetInternalCompBufferInfo ピンが接続された後に呼び出され、接続するタイプが指定されていると、圧縮済みバッファの情報を取得する。
BeginFrame フレーム処理を開始する。
EndFrame フレーム処理を終了し、各種のデータをビデオ アクセラレータ ドライバに渡す。
GetBuffer 指定されたインデックスおよびタイプの圧縮済みバッファを取得する。
ReleaseBuffer 処理後に圧縮済みバッファを解放する。
Execute 圧縮解除操作を実行する。
QueryRenderStatus データ バッファの処理状態を問い合わせる。
DisplayFrame デコード済みフレームを表示する。