IConfigAviMux::SetMasterStream
SetMasterStream メソッドは、ファイル内の他のストリームの同期に使うストリームを指定する。
構文
HRESULT SetMasterStream(
LONG iStream
);
パラメータ
iStream
[in] ストリームのインデックスを指定する。または、マスタ ストリームがないことを示す -1。AVI Mux は、接続されている各入力ピンに対してストリームを 1 つ書き込む。ストリームにはゼロからインデックスが付けられる。
戻り値
HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。
値 | 説明 |
E_INVALIDARG | 無効な引数。 |
S_OK | 成功。 |
注意
オーディオとビデオを 2 つの別のソースからキャプチャする場合は、このメソッドを使ってストリームを同期させる。別のキャプチャ ソースからの各ストリームは、やや異なるレートでキャプチャされる可能性がある。マスタ ストリームを指定すると、AVI Mux は他のストリームの再生速度を調整して、発生するかもしれないドリフトを補う。
ビデオの再生速度をわずかに調整する方がオーディオの再生速度を変更するよりも顕著ではないので、オーディオ ストリームをマスタ ストリームとして使うことをお勧めする。また、オーディオの再生速度を変更すると、オーディオ ドライバによってオーディオが再サンプルされることになる。
このメソッドは、AVISTREAMHEADER 構造体の dwScale 値および dwRate 値を調整することによって機能する。
参照