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IDirectSound8::SetSpeakerConfig

デバイスのスピーカ構成を指定する。

この関数は、システムのすべてのユーザとアプリケーションに影響するグローバル Windows 設定を制御する。この関数は、オーディオ デバイス ベンダーによって提供される構成ユーティリティで使うためにだけ用意されている。他のアプリケーションでこの関数を呼び出してはならない。

構文

  HRESULT SetSpeakerConfig(
  DWORD
   dwSpeakerConfig 

  );

パラメータ

dwSpeakerConfig

指定されているデバイス オブジェクトのスピーカ構成。次の表で示されている値のいずれかを指定できる。

 

説明
DSSPEAKER_5POINT1 オーディオは、サブウーファ付きのサラウンド スピーカのスピーカ配置から出力される。
DSSPEAKER_DIRECTOUT オーディオは、スピーカ用の構成は行われずに直接渡される。
DSSPEAKER_HEADPHONE スピーカはヘッドホンである。
DSSPEAKER_MONO スピーカはモノラルである。
DSSPEAKER_QUAD スピーカは 4 チャンネルである。
DSSPEAKER_STEREO スピーカはステレオである (デフォルト値)。
DSSPEAKER_SURROUND スピーカはサラウンド サウンドである。
DSSPEAKER_7POINT1 オーディオは、サブウーファ付きの 7 サラウンド スピーカのスピーカ配置から出力される。

DSSPEAKER_STEREO は、次の表で示されている値のいずれかと組み合わせることができる。

説明
DSSPEAKER_GEOMETRY_WIDE 2 つのスピーカは、リスナーを中心として 20 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_NARROW 2 つのスピーカは、リスナーを中心として 10 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_MIN 2 つのスピーカは、リスナーを中心として 5 度の角度に置かれている。
DSSPEAKER_GEOMETRY_MAX 2 つのスピーカは、リスナーを中心として 180 度の角度に置かれている。

戻り値

成功した場合は DS_OK を返す。

失敗した場合は、次の表に示すエラー値のいずれかを返す。

リターン コード
DSERR_INVALID PARAM
DSERR_UNINITIALIZED

注意

ジオメトリ値を使うには、DSSPEAKER_STEREO フラグと組み合わせて DWORD にパックしなければならない。次の C++ による例に示すように、DSSPEAKER_COMBINED マクロを使ってこのパックを行うことができる。

lpds->SetSpeakerConfig(DSSPEAKER_COMBINED(
    DSSPEAKER_STEREO, DSSPEAKER_GEOMETRY_WIDE));

要件

**  ヘッダー:**dsound.h で宣言。

参照