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IDvdCmd インターフェイス

  • [アーティクル]

IDvdCmd インターフェイスは、DVD ナビゲータによって割り当てられるコマンド同期オブジェクトに実装される。IDvdControl2::PlayTitle、IDvdControl2::PlayAtTimeInTitle など、IDvdControl2 の "play" メソッド呼び出しによってアプリケーションから指示されると、DVD ナビゲータは、コマンド同期オブジェクトを割り当てて、そのコマンド同期オブジェクトの IDvdCmd へのポインタをアプリケーションに返す。コマンド同期オブジェクトは、コマンドが処理を開始した開始時とコマンドが完了した終了時にコマンドの結果を格納する。アプリケーションは、コマンド同期オブジェクトを使って、コマンドが開始または終了するまで、DVD ナビゲータの動作を停止できる。

コマンド同期オブジェクトと IDvdCmd インターフェイスの使い方の詳細については、「DVD コマンドの同期」を参照すること。この項では、コマンド同期オブジェクトを使わずにコマンドを同期させる別の方法についても説明している。

注 :   DVD ナビゲータはコマンド同期オブジェクトを割り当てるが、アプリケーションは、オブジェクトを使い終わったら、オブジェクトに対して Release を呼び出す必要がある。

IDvdCmd インターフェイスは、IUnknown から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。

メソッド 説明
WaitForStart このオブジェクトに関連付けられたコマンドが開始するまで、DVD ナビゲータの動作を停止する。
WaitForEnd このオブジェクトに関連付けられたコマンドが終了するか、キャンセルされるまで、DVD ナビゲータの動作を停止する。