IFileSourceFilter インターフェイス
IFileSourceFilter インターフェイスは、レンダリングするメディア ファイルのファイル名およびメディア タイプを設定するため、ソース フィルタで公開される。このインターフェイスは、IPersistFile COM インターフェイスの省略版である。「カスタム ファイル タイプの登録」にあるアルゴリズムで判断できるタイプのファイルの場合、そのフィルタ グラフをレンダリングするとき、フィルタ グラフ マネージャは推奨されたファイル ソース フィルタの CLSID を使う。
ファイルを開くときにファイル名が必要なフィルタでは、アプリケーションからファイル名を設定するために、このインターフェイスを公開しなければならない。現在、このインターフェイスを実装する基底クラスはない。
ファイル ソース フィルタを直接挿入するアプリケーションでは、このインターフェイスを問い合わせ、ファイル名を設定しなければならない。通常、アプリケーションから IGraphBuilder::RenderFile を呼び出すと、フィルタ グラフ マネージャはこのインターフェイスを使う。Graphedt.exe ツールは、IFileSourceFilter インターフェイスを問い合わせ、インターフェイスがわかったら、ファイル名の入力を求めるプロンプトを表示する。
IFileSourceFilter インターフェイスは、IUnknown から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。
メソッド | 説明 |
Load | ソース フィルタにファイルをロードする。 |
GetCurFile | 現在のファイルを取得する。 |