IFilterGraph2::AddSourceFilterForMoniker
AddSourceFilterForMoniker メソッドは、モニカに基づいたソース フィルタを追加する。たとえば、ビデオ キャプチャ デバイスなどのシステム デバイス用のモニカを取得し、そのデバイス用のビデオ キャプチャ フィルタを追加できる (システム デバイス モニカの詳細については、「ICreateDevEnum インターフェイス」を参照すること)。
構文
HRESULT AddSourceFilterForMoniker(
IMoniker *pMoniker,
IBindCtx *pCtx,
LPCWSTR lpcwstrFilterName,
IBaseFilter **ppFilter
);
パラメータ
pMoniker
[in] IMoniker インターフェイスへのポインタ。
pCtx
[in] IBindCtx バインド コンテキスト インターフェイスへのポインタ。
lpcwstrFilterName
[in] フィルタ名へのポインタ。
ppFilter
[out] IBaseFilter インターフェイス ポインタを受け取る変数のアドレス。
戻り値
HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。
値 | 説明 |
S_OK | 成功。 |
VFW_S_DUPLICATE_NAME | 成功だが、指定された名前が重複していたので、フィルタ グラフ マネージャが名前を変更した。 |
E_FAIL | 失敗。 |
E_OUTOFMEMORY | メモリ不足。 |
VFW_E_DUPLICATE_NAME | 名前が重複したフィルタの追加に失敗した。 |
VFW_E_CANNOT_LOAD_SOURCE_FILTER | ソース フィルタをロードできない。 |
VFW_E_UNKNOWN_FILE_TYPE | このファイルのメディア タイプが認識されない。 |
注意
指定されたモニカのためのソース フィルタをグラフに追加するとき、IMoniker::BindToStorage COM メンバ関数は IStream インターフェイスを問い合わせる。これに失敗すると、IMoniker::BindToObject が IBaseFilter インターフェイスを取得しようとする。
参照