IFilterGraph::Reconnect
Reconnect メソッドは、ピン接続を切断し、同じピンに再接続する。
アプリケーションからこのメソッドを呼び出さないこと。このメソッドは、グラフ作成プロセス中に、フィルタによって呼び出される。
構文
HRESULT Reconnect(
IPin *ppin
);
パラメータ
ppin
[in] 再接続するピンの IPin インターフェイスへのポインタ。
戻り値
次のいずれかの値を返す。
値 | 説明 |
S_OK | 成功。 |
E_FAIL | 失敗。 |
E_POINTER | NULL ポインタ引数。 |
VFW_E_NOT_CONNECTED | ピンが接続されていない。 |
VFW_E_WRONG_STATE | フィルタが停止していない。 |
注意
このメソッドは現在使われていない。このメソッドの代わりに IFilterGraph2::ReconnectEx メソッドを使うこと。
フィルタは、このメソッドを呼び出して、ピン接続を再ネゴシエートする。このメソッドは、別のスレッドで実行される。このメソッドを呼び出す前に、他のピンで IPin::QueryAccept を呼び出し、再接続の試みが成功したかどうかを確認すること。このメソッドは、QueryAccept から S_OK が返されない限り、呼び出さないこと。S_OK が返されないのに呼び出すと、再接続は非同期で実行されるので、Reconnect メソッドが成功しても、再接続には失敗する場合がある。その場合、フィルタ グラフは互換性のない状態になる。
参照