IGraphBuilder::Render
Render メソッドは、指定された出力ピンからのデータをレンダリングするフィルタ グラフを作成する。
構文
HRESULT Render(
IPin *ppinOut
);
パラメータ
ppinOut
[in] 出力ピンの IPin インターフェイスへのポインタ。
戻り値
HRESULT を返す。可能な値は次のとおりである。
値 | 説明 |
S_OK | 成功。 |
VFW_S_AUDIO_NOT_RENDERED | 不完全な成功。オーディオがレンダリングされなかった。 |
VFW_S_DUPLICATE_NAME | 成功。フィルタ グラフ マネージャがフィルタ名が重複しないようにフィルタ名を変更した。 |
VFW_S_PARTIAL_RENDER | 不完全な成功。このムービーにサポートされないフォーマットのストリームが含まれている。 |
VFW_S_VIDEO_NOT_RENDERED | 不完全な成功。ビデオがレンダリングされなかった。 |
E_ABORT | 操作が中止された。 |
E_OUTOFMEMORY | メモリ不足。 |
E_POINTER | NULL ポインタ引数。 |
VFW_E_CANNOT_CONNECT | 接続を確立する中間フィルタの組み合わせが見つからなかった。 |
VFW_E_CANNOT_RENDER | ストリームをレンダリングするフィルタの組み合わせが見つからなかった。 |
VFW_E_NO_ACCEPTABLE_TYPES | これらのピンに共通のメディア タイプがない。 |
VFW_E_NOT_IN_GRAPH | このピンが属するフィルタがフィルタ グラフに含まれていない。 |
注意
このメソッドは、必要に応じて新しいフィルタをグラフに追加して、指定された出力ピンからのデータをレンダリングする。フィルタは IGraphBuilder::Connect メソッドの場合と同じ順序で試される。詳細については、「インテリジェント接続」を参照すること。
接続処理では、中間フィルタのピン名が ~ (チルダ) で始まる場合、フィルタ グラフ マネージャはそのフィルタのピンを無視する。詳細については、「PIN_INFO」を参照すること。
参照