Share via


IMediaEvent インターフェイス

IMediaEvent インターフェイスは、イベント通知を取得するメソッドと、フィルタ グラフ マネージャのデフォルトのイベント処理をオーバーライドするメソッドを提供する。IMediaEventEx インターフェイスは、このインターフェイスを継承し、拡張する。

フィルタ グラフ マネージャは、このインターフェイスを実装している。アプリケーションでは、このインターフェイスを使って、ストリームの終了、レンダリング エラーなど、フィルタ グラフ内で発生するイベントに応答できる。フィルタでは、IMediaEventSink インターフェイスを使ってフィルタ グラフにイベントを送る。

イベント通知の詳細については、「DirectShow でのイベント通知」を参照すること。システム定義のイベント通知のリストについては、「イベント通知コード」を参照すること。

IMediaEvent インターフェイスは、IDispatch から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。

メソッド 説明
CancelDefaultHandling 指定されたイベントに対するフィルタ グラフ マネージャのデフォルト処理をキャンセルする。
FreeEventParams イベントの引数に関連付けられたリソースを解放する。
GetEvent 次のイベント通知をイベント キューから取得する。
GetEventHandle キューにイベント通知が入っている間に通知済み状態の手動リセット イベントのハンドルを取得する。
RestoreDefaultHandling 指定されたイベントに対するフィルタ グラフ マネージャのデフォルト処理を復元する。
WaitForCompletion フィルタ グラフがすべての有効なデータをレンダリングするまで待機する。