IMixerOCX インターフェイス
IMixerOCX インターフェイスは、オーバーレイ ミキサで実装される。ActiveX コントロールなど独自のウィンドウを持っていないクライアントは、このインターフェイスを利用して、ビデオ矩形のプロパティを設定したり、フィルタにイベントをアドバイズしたりできる。
注 : 一般に、アプリケーションはオーバーレイ ミキサではなく、Video Mixing Renderer フィルタ 9 (VMR-9) を使うこと。オーバーレイ ミキサが必要となるのは、ビデオ キャプチャまたはデコーダ ハードウェアがビデオ ポートを利用してビデオ データをグラフィック カードに転送する場合だけである。VMR-9 はビデオ ポートをサポートしていない。
IMixerOCX インターフェイスは、IUnknown から継承するメソッド以外に以下のメソッドも公開する。
メソッド | 説明 |
Advise | オーバーレイ ミキサにコールバック通知用のクライアントの IMixerOCXNotify インターフェイスへのポインタを提供する。 |
GetAspectRatio | 実装されていない。 |
GetStatus | 実装されていない。 |
GetVideoSize | ビデオ矩形の現在のサイズを取得する。 |
OnDisplayChange | 実装されていない。 |
OnDraw | オーバーレイ ミキサにビデオ矩形を描画するように指示する。 |
SetDrawRegion | スクリーン座標でのビデオ矩形とクリッピング矩形の位置とディメンジョンを指定する。 |
UnAdvise | オーバーレイ ミキサにクライアントの IMixerOCXNotify インターフェイスへのポインタを解放するように指示する。 |