次の方法で共有

IPin::Connect

  • [アーティクル]

Connect メソッドは、ピンを他のピンに接続する。

アプリケーションからこのメソッドを呼び出さないこと。代わりに、IGraphBuilder メソッドを使う。このメソッドは、フィルタ グラフ マネージャがピンを接続するために呼び出す。

構文

  HRESULT Connect(
  IPin *pReceivePin,
  const AM_MEDIA_TYPE *pmt
);

パラメータ

pReceivePin

[in] ピンの IPin インターフェイスを受け取るポインタ。

pmt

[in] 接続のメディア タイプを指定する AM_MEDIA_TYPE 構造体へのポインタ。NULL も可。

戻り値

HRESULT 値を返す。可能な値は次のとおりである。

値 説明
S_OK 成功。
VFW_E_ALREADY_CONNECTED ピンは既に接続されている。
VFW_E_NO_ACCEPTABLE_TYPES 受け入れ可能なメディア タイプが見つからない。
VFW_E_NO_TRANSPORT ピンがトランスポートを受け入れられないか、接続用のアロケータがない。
VFW_E_NOT_STOPPED フィルタはアクティブで、ピンは動的再接続をサポートしていない。
VFW_E_TYPE_NOT_ACCEPTED 指定したメディア タイプは受け入れられない。

注意

pmt 引数は NULL でもよい。メジャー タイプ、サブタイプ、またはフォーマットに GUID_NULL 値を設定して、パーシャル メディア タイプを指定することも可能である。

このメソッドは接続が可能なことを検証する。ピンが接続を拒否すれば、メソッドは失敗する。受信ピンで IPin::ReceiveConnection を呼び出すことで、接続ピンはメディア タイプを提案する。

参照