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IQualityControl インターフェイス

IQualityControl インターフェイスは、品質コントロールのサポートを提供する。品質コントロール メッセージを生成または取得できるオブジェクトは、このインターフェイスを公開する。そのようなオブジェクトには、レンダリング フィルタ (通常、品質コントロール メッセージを生成する)、ピン (それらを受け取る)、外部の品質マネージャ (やはりそれらを受け取る) が含まれる。

レンダリング フィルタは、アップストリーム フィルタの出力ピンの IQualityControl::Notify メソッドを呼び出して、品質コントロール メッセージを生成する。アップストリーム フィルタは、そのメッセージを処理するか、またはアップストリームに渡す。

アプリケーションでは、独自の品質コントロール マネージャを実装できる。品質コントロール メッセージの受信者として、その品質コントロール マネージャを指定するには、レンダラの IQualityControl::SetSink を呼び出す。このメソッドを呼び出すと、品質コントロール メッセージのデフォルト処理がオーバーライドされる。

ただし、多くのアプリケーションでは、独自の品質コントロール マネージャを実装しない。したがって、この特殊なケースを除き、通常、アプリケーションがこのインターフェイスを使うことはない。詳細については、「品質コントロールの管理」を参照すること。

IUnknown から継承したメソッドに加えて、IQualityControl インターフェイスは次のメソッドを公開する。

メソッド 説明
Notify 品質の変更が要求されたことを受信者に通知する。
SetSink 品質メッセージを受け取る IQualityControl オブジェクトを設定する。