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ミキシングのパフォーマンスの最適化

重要 :**  **ここで説明する最適化は基になるハードウェアに大きく依存する。アプリケーションで使うグラフィック ハードウェアのタイプがはっきりわからない限り、これらのフラグを設定すると、レンダリングされたビデオ イメージの表示の質は大きく低下する危険性がある。

HDTV は高い処理能力を必要とする。ほとんどの場合、最新のシステムではグラフィック カードでこの処理能力が提供されている。しかし、グラフィック カードとデコーダが 1920x1080 の解像度をサポートできても、ユーザーのモニタが常にこの解像度に設定されているとは限らない。この場合、グラフィック チップは 1920x1080 イメージを作成した後、解像度を下げてからフレーム バッファに送信する必要がある。

これでは処理能力が無駄になるため、VMR はイメージが DirectDraw サーフェイスにレンダリングされる時点でイメージをデシメートする (減らす) 方法を備えている。この方法では、イメージをレンダリングした後にサイズを変更する場合に必要な、余分なメモリ コピーをなくす。この最適化を行うメソッドは IVMRMixerControl::SetMixingPrefs である。このメソッドは、VMR を接続する前に呼び出す必要がある。グラフが実行されると、ミキシング優先フラグは変更できない。SetMixingPrefs は、ターゲット サーフェイスのフィルタ タイプと色空間の設定にも使用できる。