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スクリプトでのカスタム ビデオ ミキシングの実行

このトピックは Windows XP にのみ適用。

ビデオ コントロールは DirectShow Video Mixing Renderer (VMR) と密接に連動して機能する。VMR を使うと、C++ 開発者はカスタム コンポジタを実装して強力なミキシング エフェクトを作成できる。スクリプト ベースのアプリケーションでは、ビデオ コントロールを通してこのカスタム コンポジタを起動および実行できる。また、VMR のデフォルト機能を使って、アルファ ブレンディングしたビットマップをビデオ フレーム上にオーバーレイするなどのエフェクトを実行できる。Microsoft® Internet Explorer® で実行するスクリプト アプリケーションには 1 つの制約がある。ファイル システムにアクセスできないためキャプチャしたフレームをディスクに保存できないことだ。

アプリケーションでは、Build または Run を呼び出す前 (つまりフィルタ グラフを作成する前) に、VMR に対していくつかの設定を行う必要がある。たとえば、VMR でネイティブ ビデオを処理する前にネイティブ ビデオのサイズを縮小するかどうかの設定がある (低い解像度が設定されたモニタに HDTV を表示する場合に有用)。VMR をあらかじめ構成しておくには、MSVidVideoRendererDevices コレクションを列挙し、それに含まれる 1 つの MSVidVideoRenderer 項目を取得する。このオブジェクトのメソッドを呼び出して構成し、このオブジェクトをアクティブなレンダラとして設定してから、Build または Run を呼び出す。詳細については、「MSVidVideoRenderer」および「Video Mixing Renderer の使い方」を参照すること。