再生のコントロール
再生中のバッファのボリュームを取得および設定するには、IDirectSoundBuffer8::GetVolume メソッドおよび IDirectSoundBuffer8::SetVolume メソッドを使う。プライマリ バッファのボリュームを設定すると、サウンド カードのウェーブフォーム オーディオのボリュームが変化する。ボリュームは減衰の 1/100 デシベル (dB) で測定され、デフォルトのボリュームを増幅することはできない。デシベルのスケールは直線的ではないことに注意する必要がある。ボリュームを 3 dB だけ下げるとサウンドのエネルギーは半分になり、一般に、最大の減衰である 100 dB に達するかなり前にサウンドは聞こえなくなる。
IDirectSoundBuffer8::GetFrequency メソッドと IDirectSoundBuffer8::SetFrequency メソッドを使うと、サンプリング オーディオの再生周波数を取得および設定できる。プライマリ バッファの周波数は変更できない。
左右軸上の音源の位置を取得および設定するには、IDirectSoundBuffer8::GetPan メソッドと IDirectSoundBuffer8::SetPan メソッドを呼び出す。3D 能力を備えたバッファをパンすることはできない。
これらのコントロールのいずれかを使うには、バッファを作成する際に適切なフラグを設定しなければならない。「バッファ コントロール オプション」を参照すること。