Quality 構造体
Quality 構造体は、レンダラのパフォーマンスを最適化するために、レンダラ内がデータ過剰かデータ不足かを示し、フレームを加減するパーセンテージを指定することによって、品質メッセージを記述する。
構文
typedef struct{
QualityMessageType Type;
long Proportion;
REFERENCE_TIME Late;
REFERENCE_TIME TimeStamp;
} Quality;
メンバ
Type
QualityMessageType 列挙の値。この値はダウンストリーム フィルタへのデータが不足しているか、または過剰であることを示す。
Proportion
Microsoft® DirectShow® がメディア サンプルの送信を継続すべきレートを指定する値。ベース値 1000 は、レートを変更しないことを示す。1000 からの増減の割合が、加減するフレーム数の割合を示す。たとえば、この値が 800 の場合、DirectShow はレンダラの速度に合わせるために、受け取ったフレームの 20% をドロップする。
Late
ダウンストリームでデータ不足が起きている場合、ストリームが遅れている時間の長さを示す。
TimeStamp
DirectShow がこの構造体を作成した時間を指定する値。通常、この値はビデオ サンプル上の開始タイムである。
参照