REGFILTERPINS 構造体
REGFILTERPINS 構造体には、フィルタを登録するためのピン情報が格納される。
構文
typedef struct {
LPWSTR strName;
BOOL bRendered;
BOOL bOutput;
BOOL bZero;
BOOL bMany;
const CLSID *clsConnectsToFilter;
const WCHAR *strConnectsToPin;
UINT nMediaTypes;
const REGPINTYPES *lpMediaType;
} REGFILTERPINS;
typedef REGFILTERPINS AMOVIESETUP_PIN,
* PAMOVIESETUP_PIN,
* LPAMOVIESETUP_PIN;
メンバ
strName
ピンの名前 (廃止)。
bRendered
TRUE の場合、フィルタはこのピンからの入力をレンダリングする (入力ピンだけに該当する。出力ピンの場合は常に FALSE)。
bOutput
TRUE の場合、このピンは出力ピンとなる。それ以外の場合は、入力ピンとなる。
bZero
TRUE の場合は、フィルタがこのピンのインスタンスを 1 つも持たないことがある。
bMany
TRUE の場合は、フィルタがこの種類のピンのインスタンスを複数作成できる。
clsConnectsToFilter
このピンが接続するフィルタのクラス識別子 (CLSID) (廃止)。
strConnectsToPin
このピンが接続するピンの名前 (廃止)。
nMediaTypes
このピンがサポートするメディア タイプ数。
lpMediaType
REGPINTYPES 構造体の配列へのポインタ。配列のサイズは nMediaTypes。
注意
この構造体は、フィルタを登録するために IFilterMapper2 インターフェイスで使われる。この構造体を使う場合には、REGFILTER2 構造体の dwVersion メンバに 1 を設定する。ピンのメディアまたはカテゴリを登録するには、REGFILTERPINS2 構造体を使う。この場合は、REGFILTER2 構造体の dwVersion メンバに 2 を設定する。
クラス ファクトリ テンプレート (CFactoryTemplate) では、同等の AMOVIESETUP_PIN 型が使われる。
strName、clsConnectsToFilter、strConnectsToPin メンバは廃止された。これらメンバの値はレジストリに追加されない。
詳細については、「DirectShow フィルタの登録方法」を参照すること。
参照