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ティー/シンクツーシンク コンバータ

ティー/シンクツーシンク コンバータはカーネルモードの KsProxy ベースのフィルタであり、VBI データがレンダリングされたり、キャプチャされたりするアナログ ビデオ TV フィルタ グラフ内で用いられる。このフィルタは WDM ビデオ キャプチャ フィルタにアップストリーム接続され、負担の大きいカーネルモードとユーザーモード間の変換を実行せず、カーネルモード内でデータのストリームをコピーする効率的な手法を提供する。このフィルタは受け取った各データ ブロックをすべての出力ピンに送信し、ダウンストリーム CODEC はデコードすべき特定の VBI データを見つける役割を負う。

これ以外のティー/シンクツーシンク コンバータの機能はアプリケーション プログラマにはあまり関係ないが、情報の完全性を期すために言及しておく。"シンクツーシンク" 機能は Microsoft® Windows 98® プラットフォームで、入力 IRP のみをサポートする 2 つのドライバの接続を可能にするために必要であった。現在この機能は、WDM アーキテクチャの別のコンポーネントによって実行されている。

ティー/シンクツーシンク コンバータは、"WDM Streaming Tee/Splitter Devices" フィルタ カテゴリ (AM_KSCATEGORY_SPLITTER) に表示される。

これはカーネル モード フィルタであるため、CoCreateInstance を使ってアプリケーションから直接作成することはできない。代わりに System Device Enumerator を使う。詳細については、「カーネルモード フィルタの作成」を参照すること。