次の方法で共有


VIDEOINFO 構造体

VIDEOINFO 構造体は、ビデオ イメージのビットマップと色情報を記述する。

構文

typedef struct tagVIDEOINFO {
    RECT              rcSource,
    RECT              rcTarget,
    DWORD             dwBitRate,
    DWORD             dwBitErrorRate,
    REFERENCE_TIME    AvgTimePerFrame;
    BITMAPINFOHEADER  bmiHeader;
    union {
        RGBQUAD         bmiColors[iPALETTE_COLORS];
        DWORD           dwBitMasks[iMASK_COLORS];
        TRUECOLORINFO   TrueColorInfo;
    };
} VIDEOINFO;

メンバ

rcSource

入力ビデオの使用部分。

rcTarget

ビデオの表示先。

dwBitRate

おおよそのデータ レート (ビット/秒)。

dwBitErrorRate

このストリームのビット エラー レート。

AvgTimePerFrame

必要なフレームあたりの平均時間 (100 ナノ秒単位)。詳細については、「VIDEOINFOHEADER 構造体」の「注意」を参照すること。

bmiHeader

デバイスに依存しないビットマップの色情報およびディメンジョン情報が格納された BITMAPINFOHEADER 構造体。

bmiColors

ビデオのカラー パレットを指定する Win32 RGBQUAD 構造体の配列。各構造体が赤、緑、青の輝度を組み合わせた単一の色を表す。

dwBitMasks

トゥルーカラーのビットマスクを指定する DWORD 型の値の配列。

TrueColorInfo

カラー パレットとカラー ビットマスクの配列の両方が格納された TRUECOLORINFO 構造体。

注意

標準の RGB フォーマット以外を格納する可能性がある場合は、この構造体を使わないこと。標準の RGB 以外を格納すると、bmiHeader 構造体の可変サイズが原因で問題が起きる可能性が高い。代わりに VIDEOINFOHEADER 構造体を使うこと。何らかの理由で VIDEOINFO 構造体を使う必要がある場合は、TrueColorInfo メンバ、dwBitMasks メンバ、または bmiColors メンバには直接アクセスせず、TRUECOLOR マクロ、COLORS マクロ、BITMASKS マクロを使って色情報へのポインタを返すこと。これらのメンバのいずれかが、BITMAPINFOHEADER 構造体の内容に応じて有効になる。

最初の 5 つのデータ メンバは、VIDEOINFOHEADER 構造体と同等である。VIDEOINFO 構造体へのポインタの処理に必要な逆参照の量を減らすために、これらのメンバが完全に展開されている。

rcSource メンバと rcTarget メンバの使い方の詳細については、「ビデオ レンダラにおける転送元矩形と転送先矩形」を参照すること。

参照