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VMR9ProcAmpControl 構造体

VMR9ProcAmpControl 構造体には、ビデオ ストリームで実行されるイメージ調整を指定する。この構造体は、Video Mixing Renderer フィルタ 9 (VMR-9) で使われる。

構文

typedef struct _VMR9ProcAmpControl
{
    DWORD  dwSize;
    DWORD  dwFlags;
    float  Contrast;
    float  Brightness;
    float  Hue;
    float  Saturation;
} VMR9ProcAmpControl;

メンバ

dwSize

構造体のサイズ (バイト単位)。

dwFlags

VMR9ProcAmpControlFlags 列挙のフラグのビットごとの組み合わせ。ドライバがサポートしているプロパティを示す。

Contrast

イメージ コントラストを指定する。コントラストは、画像内の相対的な明暗値を変更する。機能的には、ある範囲の入力値をそれよりも小さいかまたは大きい範囲の出力値にマップする。

Brightness

イメージの輝度を指定する。輝度は、ブラック レベル セットアップとも呼ばれるが、表示するブラック レベルを指定する。機能的には、画像内のすべての輝度ワードに対して、同じ数の量子化ステップ (ビット) を加算または減算する。

Hue

イメージの色相を指定する。知覚的には、色相はほとんど "色" と一致する。機能的には、色相は色光度コンポーネントのフェーズ関係である。度単位で指定され、名目上有効な範囲は -180 ~ 180 度で、デフォルト値は 0 である。

Saturation

イメージの彩度を指定する。彩度は、イメージの色の濃度を変更する。機能的には、コントラストと似ているが、イメージのクロマ コンポーネントに作用する。

注意

各プロパティの有効な値の範囲は、グラフィック デバイス ドライバによって異なる。各プロパティの範囲を取得するには、IVMRMixerControl9::GetProcAmpControlRange メソッドを呼び出すこと。

参照