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VMR の操作モード

VMR はコンポーネント アーキテクチャであるため、アプリケーションはどのようにレンダリングを実行するかによって、さまざまな形に VMR を設定できる。次の表は、3 つのプレゼンテーション モードと2 つのミキシング モード、および各設定で使われるコンポーネントを示している。

モード 単一ストリーム 複数のストリーム (ミキシング モード)
ウィンドウ モード アロケータ プレゼンタ

コア同期ユニット

ウィンドウ マネージャ

ミキサー

コンポジタ*

アロケータ プレゼンタ

コア同期ユニット

ウィンドウ マネージャ

ウィンドウレス モード アロケータ プレゼンタ

コア同期ユニット

ミキサー

コンポジタ*

アロケータ プレゼンタ

コア同期ユニット

レンダリングレス モード アロケータ プレゼンタ (アプリケーションにより提供)

コア同期ユニット

ミキサー

コンポジタ*

アロケータ プレゼンタ (アプリケーションにより提供)

コア同期ユニット

* は、アプリケーションがカスタム コンポーネントを提供するか、デフォルト コンポーネントを使うかを選択できることを示す。

VMR を使ってフィルタ グラフを作成するときに特に注意すべき点は、すべての設定において、VMR は接続する前に設定しなければならないことである。

いずれの設定でも、VMR がアップストリーム フィルタに接続された後、ピンを動的に追加したり削除することはできないが、接続したり接続を解除することはできる。アプリケーションで必要なピンの数が不確実な場合は、VMR に必要と思われる最大数を設定すること。フィルタに未使用な入力ピンがあっても、レンダリングのパフォーマンスは低下しない。古いオーバーレイ ミキサーとは異なり、VMR ではウィンドウ管理用に別のフィルタが必要ないため、VMR に出力ピンはない。

次のトピックでは、特定のモード用に VMR を設定する方法について説明する。