VMR のシステム要件
VMR はコンピュータのディスプレイ カードのグラフィック処理機能だけを使う。つまり、VMR はホスト プロセッサを使ったビデオのブレンディングやレンダリングは行わない。これは、ホスト プロセッサを使うと、表示するビデオのフレーム レートと品質に大きく影響するためである。VMR が提供する新しい機能、特に複数のビデオ ストリームやアプリケーション イメージのブレンディングを利用するとき、全体的なパフォーマンスはコンピュータで使われているグラフィック カードの能力に大きく依存する。次のハードウェア サポートが組み込まれているグラフィック カードは、VMR のパフォーマンスが優れている。
- YUV および "2 の非累乗" Direct3D テクスチャ サーフェイスのサポート。
- YUV から RGB DirectDraw サーフェイスへの StretchBlt の機能。
- 複数のビデオ ストリームをブレンドする場合は、最低 16 MB のビデオ メモリ。実際に必要なメモリ量は、ビデオ ストリームのイメージ サイズと使用されるディスプレイ モードの解像度によって異なる。
- RGB オーバーレイまたは YUV オーバーレイ サーフェイスにブレンドする機能のサポート。
- ハードウェア アクセラレーション ビデオ (DirectX ビデオ アクセラレーションのサポート) のデコード。
- 高いピクセル塗りつぶしレート。
注 :** **VMR では、システム モニタが少なくとも 16 ビットの色深度に設定されていなければならない。モニタが 256 色に設定されている場合は、VMR を実行状態にできない。また、表示が 24 ビット/ピクセルに設定されているときに、Direct3D 処理を実行できないビデオ カードがある。