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待機デバッグ関数

Microsoft® DirectShow® はいくつかの無限に待機するデバッグ関数を提供する。

リテール ビルドでは、DbgWaitForMultipleObjects 関数および DbgWaitForSingleObject 関数はタイムアウト間隔が無限で、Microsoft® Win32® の関数である WaitForMultipleObjects および WaitForSingleObject と同じように動作する。

デバッグ ビルドでは、これらの関数はグローバルなタイムアウト値を使う。タイムアウトが時間切れになると、この関数はアサートをトリガする。次のレジストリ キーがミリ秒単位でタイムアウト値を指定する :

\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Debug\<Module Name>\TIMEOUT

このキーがない場合、タイムアウト値はデフォルトの INFINITE となる。DbgSetWaitTimeout 関数を使ってレジストリの値をオーバーライドすることができる。

要件

ヘッダー : Wxdebug.h 内で宣言し、Streams.h をインクルードする。

ライブラリ : Strmbase.lib (リテール ビルド) または Strmbasd.lib (デバッグ ビルド) を使う。

関数 説明
DbgSetWaitTimeout デバッグ タイムアウト値を設定する。
DbgWaitForMultipleObjects 指定された任意の (またはすべての) オブジェクトが通知済みになるまで待機する。
DbgWaitForSingleObject あるオブジェクトが通知済みになるまで待機する。