次の方法で共有


DVD メニューの操作

DVD メニューの論理的な構造は、「DVD の基礎」で説明している。アプリケーションは、IDvdControl2::ShowMenu を呼び出して表示したいメニューのインデックスを渡すことにより、ディスクからメニューを表示できる。

ボタンを選択したときには、単にその境界線が強調表示されるだけであることに注意する。ボタンのコマンドを実行するには、ボタンをアクティブにする必要がある。IDvdControl2 メソッドの中には、指定されたボタンを選択するものと、ボタンをアクティブにするものとがある。SelectAndActivateButton は、その両方を行う。DVD サンプル アプリケーションの CDvdCore::OnMouseEvent では、マウスでメニュー ボタンを選択してアクティブにする方法が示されている。

アプリケーションでは、IDvdControl2 のメニュー関連メソッドを使ってメニューをプログラム的に制御できる。アプリケーションは、マウスの移動などのユーザーの動作や、その他のプログラム ロジックに基づいて、ボタンを強調表示 (または選択) できる。また、DVD のリモコン上のボタンを表すカスタム メニューまたはビットマップを実装して制御することも可能である。DVD サンプル アプリケーションでは、相対ボタン メニュー コマンドがキーボードの矢印キーに関連付けられている (「CDvdCore::OnKeyEvent」を参照すること)。ボタンをプログラム的にアクティブにするにはさまざまな方法があるが、アクティブにする前に必ずそのボタンを選択する必要がある。