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マスキング (ピクセル シェーダ)

マスキング (ピクセル シェーダ)

書き込みマスクは、命令の完了後に出力レジスタのどの成分が書き込まれるかを制御する。成分の順序が .rgba または .xyzw である限り、出力書き込みマスクを使える。つまり、.rba と .xw は、有効なマスクである。テクスチャ レジスタには一定のルールがあり、非テクスチャ レジスタにはまた別のルールがある。

出力レジスタのマスキング

次の表に示すように、マスキングは、出力レジスタの個々の成分に対して適用できる。

成分修飾子 記述
r.{x}{y}{z}{w} 出力マスク

一般に、出力レジスタの書き込みマスクを指定することは、良いコーディング スタイルである。コードが読みやすく、保守しやすくなる。x が y の前にあり、y が z の前にあり、z が w の前にある限り、任意の成分を組み合わせて指定できる (指定しなくてもかまわない)。

次の出力レジスタには、書き込みマスクに対する制約がある。

レジスタ タイプ 必要な書き込みマスク
oFog スカラー型のレジスタでは、明示的な書き込みマスクは使えない。
oPts スカラー型のレジスタでは、明示的な書き込みマスクは使えない。
oPos マスクの組み合わせ :.xyzw (デフォルト)。
oT# マスクの組み合わせ :.x | .xy | .xyz | .xyzw (デフォルト)。

次のバージョンは、マスキングをサポートしている。

ピクセル シェーダのバージョン 1_1 1_2 1_3 1_4 2_0 2_x 2_sw 3_0 3_sw
出力レジスタのマスキング x x x x x x x x x