入れ換え (ピクセルシェーダ)

入れ換えとは、任意の入力レジスタ成分を、任意のテンポラリレジスタ成分にコピーする能力を表す。入れ換えは、入力レジスタのデータに影響を与えない。入力レジスタのデータは、命令の実行前にテンポラリレジスタにコピーされる。

ソースの入れ換え

ソースの入れ換えを使うと、入力レジスタの個々の成分は、レジスタが計算のために読み取られる前に同じ入力レジスタの 4 成分のいずれかの値を取得できる。

たとえば、.zxxy 入れ換えの意味は次のとおりである。

成分の順序に制限はない。指定した成分が 4 つより少ない場合は、最後の成分がコピーされる。次に例を示す。

.xy  = .xyyy
.wzx = .wzxx
.z   = .zzzz

成分を指定しないと、入れ換えは適用されない。

一部の命令には、ソースの入れ換えに対して制限がある。それらの制限は、関連する各命令のリファレンスページに記載されている。

ピクセルシェーダのバージョン	1_1	1_2	1_3	1_4	2_0	2_x	2_sw	3_0	3_sw
入れ換え	x	x	x	x	x	x	x	x	x

入れ換えは、任意の順序で入力レジスタに適用できる。つまり、任意の入力レジスタが任意の成分マスクを、任意の順序で取得できる。

ピクセルシェーダのバージョン	1_1	1_2	1_3	1_4	2_0	2_sw	2_x	3_0	3_sw
任意の入れ換え						x	x	x	x

1 つの成分を他の成分に複製またはコピーするには、複製入れ換えが使われる。つまり、.x、.y、.z、.w 入れ換え成分のいずれか 1 つだけ (または .r、.g、.b、.a と同等のもの) を指定しなければならない。