ページ フリッピングとバック バッファリング

ページ フリッピングとバック バッファリング

ページ フリッピングはマルチメディア、アニメーション、およびゲーム ソフトウェアにおいて重要で、紙の束を使ってアニメーションを作成する方法に類似している。ページごとに形を少しずつ変えて描画し、紙をすばやくパタパタめくってアニメーションのように見せる方法である。

ソフトウェアでのページ フリッピングもこの処理に似ている。Microsoft® Direct3D® では、デバイスのプロパティであるスワップ チェーンを介して、ページ フリッピング機能を実装する。最初に、アニメ作家の紙を次のページにフリップするように、スクリーンにフリップする一連の Direct3D バッファをセット アップする。最初のバッファはカラー フロント バッファと呼ばれる。背後のバッファはバック バッファと呼ばれる。アプリケーションはバック バッファに書き込み、次にカラー フロント バッファをフリップしてバック バッファをスクリーンに表示する。システムがイメージを表示している間、ソフトウェアは再びバック バッファに書き込む。このプロセスはアニメーションの間続き、すばやく効率的にイメージをアニメーションさせる。

Direct3D は、単純なダブルバッファ スキーム (1 つのバック バッファを持つカラー フロント バッファ) から、追加のバック バッファを備えたより高度なスキームまで、ページ フリッピング スキームのセット アップを容易にする。