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D2D1_DASH_STYLE 列挙型

ストローク内のダッシュと空白のシーケンスを指定します。

構文

typedef enum  {
  D2D1_DASH_STYLE_SOLID          = 0,
  D2D1_DASH_STYLE_DASH           = 1,
  D2D1_DASH_STYLE_DOT            = 2,
  D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT       = 3,
  D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT_DOT   = 4,
  D2D1_DASH_STYLE_CUSTOM         = 5 
} D2D1_DASH_STYLE;

定数

  • D2D1_DASH_STYLE_SOLID
    切れ目のない実線。

  • D2D1_DASH_STYLE_DASH
    ダッシュの後にダッシュと同じ長さの空白が続く形式。ダッシュと空白の長さはそれぞれ、ストロークの太さの 2 倍です。

    D2D1_DASH_STYLE_DASH に相当するダッシュ配列は {2, 2} です。

  • D2D1_DASH_STYLE_DOT
    ドットの後にドットより長い空白が続く形式。

    D2D1_DASH_STYLE_DOT に相当するダッシュ配列は {0, 2} です。

  • D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT
    ダッシュ、空白、ドット、空白と続く形式。

    D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT に相当するダッシュ配列は {2, 2, 0, 2} です。

  • D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT_DOT
    ダッシュ、空白、ドット、空白、ドット、空白と続く形式。

    D2D1_DASH_STYLE_DASH_DOT_DOT に相当するダッシュ配列は {2, 2, 0, 2, 0, 2} です。

  • D2D1_DASH_STYLE_CUSTOM
    ダッシュのパターンは、浮動小数点値の配列によって指定されます。

解説

次の図は、使用可能なダッシュ スタイルをいくつか示しています。詳細については、「ストローク スタイルの例」を参照してください。

 

いくつかの使用可能なダッシュ スタイルを示す図

 

次の例では、カスタム破線パターンを使用するストロークを作成します。

  // Dash array for dashStyle D2D1_DASH_STYLE_CUSTOM
float dashes[] = {1.0f, 2.0f, 2.0f, 3.0f, 2.0f, 2.0f};

// Stroke Style with Dash Style -- Custom
if (SUCCEEDED(hr))
{
    hr = m_pD2DFactory->CreateStrokeStyle(
        D2D1::StrokeStyleProperties(
            D2D1_CAP_STYLE_FLAT,
            D2D1_CAP_STYLE_FLAT,
            D2D1_CAP_STYLE_ROUND,
            D2D1_LINE_JOIN_MITER,
            10.0f,
            D2D1_DASH_STYLE_CUSTOM,
            0.0f),
        dashes,
        ARRAYSIZE(dashes),
        &m_pStrokeStyleCustomOffsetZero
        );
}

次の例では、線の描画時にストローク スタイルを使用します。

  m_pRenderTarget->DrawLine(
    D2D1::Point2F(0, 310),
    D2D1::Point2F(200, 310),
    m_pCornflowerBlueBrush,
    10.0f,
    m_pStrokeStyleCustomOffsetZero
    );

完全なコードについては、「ストローク スタイルの例」を参照してください。

要件

クライアントの最小要件

Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム

サーバーの最小要件

Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム

ヘッダー

D2d1.h

参照

ストローク スタイルの例