DWRITE_GLYPH_RUN 構造体

グリフ実行を描画するためにレンダラーが必要とする情報を格納します。 すべての座標は、デバイス非依存のピクセル (DIP) で表します。

構文

struct DWRITE_GLYPH_RUN {
  IDWriteFontFace *   fontFace;
  FLOAT               fontEmSize;
  UINT32              glyphCount;
  const UINT16 *            glyphIndices;
  const FLOAT *             glyphAdvances;
  const DWRITE_GLYPH_OFFSET *glyphOffsets;
  BOOL                isSideways;
  UINT32              bidiLevel;
};

メンバー

  • fontFace
    描画に使用する物理フォント フェイス オブジェクト。

  • fontEmSize
    ポイント単位ではなく DIP (1/96 インチに相当) 単位でのフォントの論理サイズ。

  • glyphCount
    グリフ実行に含まれるグリフの数。

  • glyphIndices
    グリフ実行をレンダリングするためのインデックスの配列へのポインター。

  • glyphAdvances
    グリフ実行のグリフ アドバンス幅を含む配列へのポインター。

  • glyphOffsets
    グリフ実行のグリフ オフセットを含む配列へのポインター。

  • isSideways
    true の場合、グリフが左に 90°回転され、垂直方向のメトリックが使用されることを指定します。垂直方向に書き込むには、isSideways = true を指定し、回転変換を使用してグリフ実行全体を右に 90°回転します。

  • bidiLevel
    暗黙に解決される、グリフ実行の bidi レベル。奇数のレベルは、ヘブライ語やアラビア語のように右から左へ記述される言語を示し、偶数のレベルは英語や日本語のように左から右へ記述される言語を示します (水平方向に書き込む場合)。右から左へ記述される言語の場合、テキストの原点は右になり、テキストは左に向かって描画されます。

要件

クライアントの最小要件

Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム

サーバーの最小要件

Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム

ヘッダー

Dwrite.h