D2D1_HWND_RENDER_TARGET_PROPERTIES 構造体

  • [アーティクル]

ID2D1HwndRenderTarget の HWND、ピクセル サイズ、およびプレゼンテーションの各オプションを格納します。

構文

struct D2D1_HWND_RENDER_TARGET_PROPERTIES {
  HWND                 hwnd;
  D2D1_SIZE_U          pixelSize;
  D2D1_PRESENT_OPTIONS presentOptions;
};

メンバー

  • hwnd
    HWND レンダー ターゲットがその描画コマンドから出力を発行する HWND。
  • pixelSize
    D2D1_SIZE_U レンダー ターゲットのサイズ (ピクセル単位)。
  • presentOptions
    D2D1_PRESENT_OPTIONS レンダー ターゲットが表示後にフレームを保持するかどうか、および表示前にデバイスの更新を待機するかどうかを指定する値。

解説

この構造体は、CreateHwndRenderTarget メソッドを呼び出して新しい ID2D1HwndRenderTarget を作成する場合に使用します。

便宜上、Direct2D には、新しい D2D1_HWND_RENDER_TARGET_PROPERTIES 構造体を作成するための D2D1::HwndRenderTargetProperties 関数が用意されています。

例

次の例では、CreateHwndRenderTarget メソッドを使用して ID2D1HwndRenderTarget を作成します。また、D2D1::HwndRenderTargetProperties ヘルパー関数を使用して、ウィンドウへのハンドルと描画領域のサイズが格納される D2D1_HWND_RENDER_TARGET_PROPERTIES 構造体を作成します。D2D1_PRESENT_OPTIONS 値が指定されていないため、この関数では、既定値 D2D1_PRESENT_OPTIONS_NONE が使用されます。

  RECT rc;
GetClientRect(m_hwnd, &rc);

D2D1_SIZE_U size = D2D1::SizeU(
    rc.right - rc.left,
    rc.bottom - rc.top
    );

// Create a Direct2D render target.
hr = m_pD2DFactory->CreateHwndRenderTarget(
    D2D1::RenderTargetProperties(),
    D2D1::HwndRenderTargetProperties(m_hwnd, size),
    &m_pRenderTarget
    );

この例では、コードが省略されています。完全なサンプルについては、「"Hello, World" サンプル」を参照してください。

要件

クライアントの最小要件

 Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム

サーバーの最小要件

 Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム

ヘッダー

 D2d1.h

参照

ID2D1HwndRenderTarget