Direct3D 相互運用機能のサンプル
このトピックは次のセクションで構成されます。
- 説明
- 要件
- その他の要件
- サンプルのダウンロード
- インストール手順
- Visual Studio を使用しない構成
- Visual Studio 2008 の構成
- サンプルのビルド
- コマンド プロンプトを使用したサンプルのビルド
- Visual Studio 2008 を使用したサンプルのビルド (推奨される方法)
説明
このサンプルでは、Direct2D グラフィックスと Direct3D グラフィックスを組み合わせる方法を示します。このサンプルでは、次の出力が生成されます。
要件
クライアントの最小要件 | Windows 7 または Windows Vista with Service Pack 2 (SP2) および Platform Update for Windows Vista |
サーバーの最小要件 | Windows Server 2008 R2 または Windows Server 2008 with Service Pack 2 (SP2) および Platform Update for Windows Server 2008 |
Windows SDK | Windows 7 用 Windows ソフトウェア開発キット (SDK) (英語の可能性あり) |
その他の要件
Microsoft DirectX SDK (2009 年 3 月以降) (英語の可能性あり)
サンプルのダウンロード
このサンプルは、次の場所で入手できます。
場所 | パス/URL |
---|---|
Windows SDK | \Program Files\Microsoft SDKs\Windows\v7.0\Samples\Multimedia\Direct2D\DXGISample |
コード ギャラリー | MSDN コード ギャラリーからダウンロード (英語の可能性あり) |
インストール手順
DirectX SDK をインストールした後、実行可能ファイルを使用して、DirectX SDK によって提供されるファイルが含まれるようにシステムを構成する必要があります。
Visual Studio を使用しない構成
- Windows SDK コマンド シェルを開きます。
- 「<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\dx_setenv.cmd」 (64 ビット版の Windows の場合は「<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\dx_setenv.cmd」) と入力します。この場合、<drive> は DirectX SDK がインストールされたドライブで、Microsoft DirectX SDK の後はダウンロードしたバージョンです。たとえば、"C:\Program Files\Microsoft DirectX SDK (March 2009)\Utilities\bin\dx_setenv.cmd" のように入力します。この手順は、サンプルをコンパイルするたびに実行する必要があります。
- サンプルをコンパイルするには、「
vcbuild /u DXGISample.sln
」と入力します。
Visual Studio 2008 の構成
ビルド対象のプラットフォーム (Win32 または x64) ごとに Visual Studio を構成する必要があります。
Win32 プラットフォームに対してビルドする場合
- Visual Studio 2008 を起動します。
- [ツール] メニューを開き、[オプション…] をクリックします。[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [オプション] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウで、「プロジェクトおよびソリューション] ノードを展開します。
- [プロジェクトおよびソリューション] で、[VC++ ディレクトリ] をクリックします。
- 右側のウィンドウで、[プラットフォーム] ボックスを ""Win32"" に設定し、[ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""実行可能ファイル"" に設定します。
- 実行可能ファイル ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\x86 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\x86 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""Include"" ファイルに設定します。
- ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Include というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Include というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""Library"" ファイルに設定します。
- ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Lib\x86 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Lib\x86 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [OK] をクリックします。
x64 プラットフォームに対してビルドする場合
- Visual Studio 2008 を起動します。
- [ツール] メニューを開き、[オプション…] をクリックします。[オプション] ダイアログ ボックスが表示されます。
- [オプション] ダイアログ ボックスの左側のウィンドウで、「プロジェクトおよびソリューション] ノードを展開します。
- [プロジェクトおよびソリューション] で、["VC++ ディレクトリ"] をクリックします。
- 右側のウィンドウで、[プラットフォーム] ボックスを ""x64"" に設定し、[ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""実行可能ファイル"" に設定します。
- 実行可能ファイル ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\x86 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Utilities\bin\x64 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""Include"" ファイルに設定します。
- ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、 <drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Include というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Include というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [ディレクトリを表示するプロジェクト] ボックスを ""Library"" ファイルに設定します。
- ディレクトリの一覧の末尾に、DirectX SDK の新しいエントリを作成します。
- 32 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files\Microsoft DirectX SDK <version>\Lib\x64 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- 64 ビット版の Windows を実行しているコンピューターの場合は、<drive>:\Program Files (x86)\Microsoft DirectX SDK <version>\Lib\x64 というパスを追加します (このようなエントリが既に存在する場合は、そのエントリを一覧の末尾に移動します)。
- [OK] をクリックします。
サンプルのビルド
コマンド プロンプトを使用したサンプルのビルド
- コマンド プロンプト ウィンドウを開き、dx_setenv.cmd を実行します (詳細については、「Visual Studio を使用しない構成」を参照してください)。
- サンプル ディレクトリに移動します。
- 「
vcbuild /u DxgiSample.sln
」と入力します。
Visual Studio 2008 を使用したサンプルのビルド (推奨される方法)
- エクスプローラーを開き、サンプル ディレクトリに移動します。
- .sln (ソリューション) ファイルのアイコンをダブルクリックし、Visual Studio でプロジェクトを開きます。
- [ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。アプリケーションは、既定の \Debug ディレクトリまたは \Release ディレクトリにビルドされます。