ID2D1DCRenderTarget::BindDC メソッド
描画コマンドの発行先であるデバイス コンテキストにレンダー ターゲットをバインドします。
構文
virtual HRESULT BindDC(
const HDC hDC,
[in] const RECT *pSubRect
) = 0;
パラメーター
- hDC
HDC レンダー ターゲットからの描画コマンドの発行先となるデバイス コンテキスト。 - pSubRect [in]
RECT レンダー ターゲットのバインド先となるデバイス コンテキスト (HDC) へのハンドルのサイズ。
戻り値
HRESULT
メソッドが成功した場合は、S_OK が返されます。 それ以外の場合は、エラー コードが返されます。HRESULT.
解説
DC レンダー ターゲットを使用してレンダリングする前に、その BindDC メソッドを使用して GDI DC と関連付ける必要があります。これは、異なる DC を使用するたびに、または描画する領域のサイズが変更されるたびに実行します。
例
上記のコードでは、m_pD2DFactory は ID2D1Factory へのポインター、m_pDCRT は ID2D1DCRenderTarget へのポインターです。
次のコード例では、DC を ID2D1DCRenderTarget にバインドします。
HRESULT DemoApp::OnRender(const PAINTSTRUCT &ps)
{
// Get the dimensions of the client drawing area.
GetClientRect(m_hwnd, &rc);
// Bind the DC to the DC render target.
hr = m_pDCRT->BindDC(ps.hdc, &rc);
要件
クライアントの最小要件 |
Windows 7, Windows Vista SP2 および Windows Vista 用のプラットフォーム更新プログラム |
サーバーの最小要件 |
Windows Server 2008 R2, Windows Server 2008 SP2 および Windows Server 2008 用のプラットフォーム更新プログラム |
ヘッダー |
D2d1.h |
ライブラリ |
D2d1.lib |
DLL |
D2d1.dll |