10Level9 ID3D11Device メソッド
ここでは、ID3D11Device の各メソッドでの 10Level9 機能の相違を取り上げます。
- ID3D11Device::CheckCounter
- ID3D11Device::CheckFormatSupport
- ID3D11Device::CheckMultisampleQualityLevels
- ID3D11Device::CreateBlendState
- ID3D11Device::CreateBuffer
- ID3D11Device::CreateCounter
- ID3D11Device::CreateDepthStencilView
- ID3D11Device::CreateDomainShader
- ID3D11Device::CreateGeometryShader
- ID3D11Device::CreateGeometryShaderWithStreamOutput
- ID3D11Device::CreateHullShader
- ID3D11Device::CreateInputLayout
- ID3D11Device::CreatePixelShader
- ID3D11Device::CreatePredicate
- ID3D11Device::CreateQuery
- ID3D11Device::CreateRasterizerState
- ID3D11Device::CreateRenderTargetView
- ID3D11Device::CreateSamplerState
- ID3D11Device::CreateShaderResourceView
- ID3D11Device::CreateTexture1D
- ID3D11Device::CreateTexture2D
- ID3D11Device::CreateTexture3D
- ID3D11Device::CreateUnorderedAccessView
- ID3D11Device::CreateVertexShader
ID3D11Device::CheckCounter
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CheckFormatSupport
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 機能レベル別のフォーマット サポートを参照してください。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CheckMultisampleQualityLevels
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 機能レベルでは MSAA サポートに関して何も保証していません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateBlendState
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | AlphaToCoverageEnable は FALSE である必要があります。 最初の 4 つの BlendEnables は、すべて同じ値である必要があります。 D3D11_BLEND_SRC_ALPHASAT はサポートされません。 デュアルソースのカラー ブレンド (名前に SRC1 を含む、あらゆる SrcBlend および DestBlend) はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | AlphaToCoverageEnable は FALSE である必要があります。 最初の 4 つの BlendEnables は、すべて同じ値である必要があります。 最初の 4 つの RenderTargetWriteMasks は、すべて同じ値である必要があります。 D3D11_BLEND_SRC_ALPHASAT はサポートされません。 デュアルソースのカラー ブレンド (名前に SRC1 を含む、あらゆる SrcBlend および DestBlend) はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | AlphaToCoverageEnable は FALSE である必要があります。 最初の 4 つの BlendEnables は、すべて同じ値である必要があります。 D3D11_BLEND_SRC_ALPHASAT はサポートされません。 デュアルソースのカラー ブレンド (名前に SRC1 を含む、あらゆる SrcBlend および DestBlend) はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_10_0 | アルファトゥカバレッジの追加 |
ID3D11Device::CreateBuffer
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | バッファーには、レンダー ターゲット ビューを設定できません。 バッファーには、D3D11_BIND_VERTEX_BUFFER、D3D11_BIND_INDEX_BUFFER、または D3D11_BIND_CONSTANT_BUFFER のいずれか 1 つの正確な値を設定する必要があります。 D3D11_BIND_INDEX_BUFFER を設定する場合は、明示的なフォーマットを選択する必要があります。 |
ID3D11Device::CreateCounter
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateDepthStencilView
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 2 面ステンシルはサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateDomainShader
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_10_0 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_10_1 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateGeometryShader
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateGeometryShaderWithStreamOutput
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateHullShader
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_10_0 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_10_1 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateInputLayout
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | D3D11_INPUT_PER_INSTANCE_DATA はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | D3D11_INPUT_PER_INSTANCE_DATA はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | D3D11_INPUT_PER_VERTEX_DATA を設定したストリームがある場合、頂点ストリーム ゼロには D3D11_INPUT_PER_VERTEX_DATA を設定する必要があります。 |
各機能レベルで頂点データに使用可能なフォーマットの詳細については、機能レベル別のフォーマット サポートの表を参照してください。
ID3D11Device::CreatePixelShader
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | ps_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | ps_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | ps_4_0_level_9_3 または ps_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |
ID3D11Device::CreatePredicate
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateQuery
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | イベント クエリのみがサポートされます。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | イベント クエリおよびオクルージョン クエリがサポートされます。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | イベント クエリおよびオクルージョン クエリがサポートされます。 |
ID3D11Device::CreateRasterizerState
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | DepthClipEnable は TRUE である必要があります。DepthBiasClamp は 0 に設定する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | DepthClipEnable は TRUE である必要があります。DepthBiasClamp は 0 に設定する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | DepthClipEnable は TRUE である必要があります。DepthBiasClamp は 0 に設定する必要があります。 |
ID3D11Device::CreateRenderTargetView
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | Texture2D オブジェクトのレンダー ターゲット ビューのみサポートできます。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 相違点はありません。 |
ID3D11Device::CreateSamplerState
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 比較フィルターはサポートされません。 境界色は [0,1] 内である必要があります。 Min LOD を小数にすることはできません。 Max LOD は FLT_MAX である必要があります。 最大の異方性は 2 です。 D3D11_TEXTURE_ADDRESS_MIRRORONCE はサポートされません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 比較フィルターはサポートされません。 境界色は [0,1] 内である必要があります。 Min LOD を小数にすることはできません。 Max LOD は FLT_MAX である必要があります。 最大の異方性は 16 です。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 比較フィルターはサポートされません。 境界色は [0,1] 内である必要があります。 Min LOD を小数にすることはできません。 Max LOD は FLT_MAX である必要があります。 最大の異方性は 16 です。 |
ID3D11Device::CreateShaderResourceView
機能レベル | MostDetailedMip と MipLevels の合計が最低 LOD (最小サブリソース) を含む必要があるか | ビューがすべてのリソース配列要素を含む必要があるか |
---|---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 要 | ○ |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 要 | 要 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 要 | 要 |
ID3D11Device::CreateTexture1D
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 相違点はありません。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | どの 9.* 機能レベルでもサポートされません。 |
ID3D11Device::CreateTexture2D
Texture2D リソースには、その幅と高さに対して、機能レベルによって異なる制限があります。機能レベル 9_3 の場合、以下は保証最小値であり、個別には要件を超えた実装が必要となることがあります。
機能レベル | 動作の相違 | ||||
---|---|---|---|---|---|
相違点はありません。 | MipCount > 1 の場合、次元は 2 の整数乗である必要があります。 | サポートされるテクスチャーの最小次元 | キューブ テクスチャーの次元は、2 のべき乗である必要があります。 | D3D11_RESOURCE_MISC_TEXTURECUBE を設定した場合の ArraySize の値 | D3D11_RESOURCE_MISC_TEXTURECUBE を設定していない場合の ArraySize の値 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 要 | 2048 | 要 | 6 | 1 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 要 | 2048 | 要 | 6 | 1 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 不要 | 4096 | 要 | 6 | 1 |
任意の 9_* 機能レベル に次の事柄が当てはまります。
D3D11_USAGE_DEFAULT または D3D11_USAGE_IMMUTABLE を使用した場合、BindFlags には 0 を指定できません。
D3D11_BIND_DEPTH_STENCIL を使用した場合、MipLevels には 1 を指定する必要があります。
D3D11_BIND_SHADER_RESOURCE を使用した場合、SampleDesc.Count には 1 を指定する必要があります。
D3D11_BIND_PRESENT を使用した場合、リソースに D3D11_BIND_SHADER_RESOURCE は設定できません。
D3D10_DDI_RESOURCE_MISC_SHARED を使用した場合、Format には DXGI_FORMAT_R8G8B8A8_UNORM または DXGI_FORMAT_R8G8B8A8_UNORM_SRGB を指定する必要があります。
ID3D11Device::CreateTexture3D
機能レベル | 最大次元 (任意の軸) | 次元を 2 のべき乗とする必要があるか |
---|---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 256 | 要 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 511 | 要 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 511 | 要 |
リソースが D3D11_USAGE_DEFAULT または D3D11_USAGE_IMMUTABLE の場合、BindFlags に 0 を指定することはできません。
ID3D11Device::CreateUnorderedAccessView
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | 非サポート |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | 非サポート |
ID3D11Device::CreateVertexShader
機能レベル | 動作の相違 |
---|---|
D3D_FEATURE_LEVEL_9_1 | vs_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_2 | vs_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |
D3D_FEATURE_LEVEL_9_3 | vs_4_0_level_9_3 または vs_4_0_level_9_1 を使用する必要があります。 |