D3DDECLMETHOD

[アーティクル]
04/08/2010

テッセレータによって実行される定義済みの処理である頂点の宣言メソッド (またはテッセレーション時に頂点データに対して実行されるプロシージャジオメトリルーチン) を定義します。

typedef enum D3DDECLMETHOD
{
    D3DDECLMETHOD_DEFAULT = 0,
    D3DDECLMETHOD_PARTIALU = 1,
    D3DDECLMETHOD_PARTIALV = 2,
    D3DDECLMETHOD_CROSSUV = 3,
    D3DDECLMETHOD_UV = 4,
    D3DDECLMETHOD_LOOKUP = 5,
    D3DDECLMETHOD_LOOKUPPRESAMPLED = 6,
} D3DDECLMETHOD, *LPD3DDECLMETHOD;

定数

D3DDECLMETHOD_DEFAULT
デフォルト値です。テッセレータは、頂点データ (パッチ用のスプラインデータ) をそのままコピーします (余分な計算は行いません)。テッセレータを使用する場合、この要素が補間されます。それ以外の場合、頂点データが入力レジスタにコピーされます。入力タイプと出力タイプは、どのような値でもかまいませんが、常に同じタイプでなければなりません。
D3DDECLMETHOD_PARTIALU
矩形パッチまたはトライアングルパッチのポイントで U 方向に接線を計算します。入力タイプは、次のいずれかの値を指定します。
- D3DDECLTYPE_D3DCOLOR
- D3DDECLTYPE_FLOAT3
- D3DDECLTYPE_FLOAT4
- D3DDECLTYPE_SHORT4
- D3DDECLTYPE_UBYTE4 出力タイプは、常に D3DDECLTYPE_FLOAT3 です。
D3DDECLMETHOD_PARTIALV
矩形パッチまたはトライアングルパッチのポイントで V 方向に接線を計算します。入力タイプは、次のいずれかの値を指定します。
- D3DDECLTYPE_D3DCOLOR
- D3DDECLTYPE_FLOAT3
- D3DDECLTYPE_FLOAT4
- D3DDECLTYPE_SHORT4
- D3DDECLTYPE_UBYTE4 出力タイプは、常に D3DDECLTYPE_FLOAT3 です。
D3DDECLMETHOD_CROSSUV
矩形パッチまたはトライアングルパッチのポイントで 2 つの接線の外積をとることで法線を計算します。入力タイプは、次のいずれかの値を指定します。
- D3DDECLTYPE_D3DCOLOR
- D3DDECLTYPE_FLOAT3
- D3DDECLTYPE_FLOAT4
- D3DDECLTYPE_SHORT4
- D3DDECLTYPE_UBYTE4 出力タイプは、常に D3DDECLTYPE_FLOAT3 です。
D3DDECLMETHOD_UV
矩形パッチまたはトライアングルパッチのポイントで U 値と V 値をコピーします。これにより、2D 浮動小数点が生成されます。入力タイプは、D3DDECLTYPE_UNUSED に設定します。出力タイプは、常に D3DDECLTYPE_FLOAT2 です。入力ストリームとオフセットはここでも使用しません (0 に設定する必要があります)。
D3DDECLMETHOD_LOOKUP
ディスプレースメントマップをルックアップします。入力タイプは、次のいずれかの値を指定します。
- D3DDECLTYPE_FLOAT2
- D3DDECLTYPE_FLOAT3
- D3DDECLTYPE_FLOAT4 テクスチャーマップのルックアップには、.x 成分と .y 成分のみが使用されます。出力タイプは、常に D3DDECLTYPE_FLOAT1 です。デバイスは、ディスプレースメントマッピングをサポートしている必要があります。ディスプレースメントマッピングの詳細については、「ディスプレイスメントマッピング (Direct3D 9)」を参照してください。この定数は、N パッチデータのプログラム可能なパイプラインでのみ使用できます (N パッチが有効な場合)。
D3DDECLMETHOD_LOOKUPPRESAMPLED
プリサンプリングディスプレースメントマップをルックアップします。入力タイプは D3DDECLTYPE_UNUSED に設定する必要があります。ストリームインデックスとストリームオフセットは 0 に設定します。この操作の出力タイプは、必ず D3DDECLTYPE_FLOAT1 です。デバイスは、ディスプレースメントマッピングをサポートしている必要があります。ディスプレースメントマッピングの詳細については、「ディスプレイスメントマッピング (Direct3D 9)」を参照してください。この定数は、N パッチデータのプログラム可能なパイプラインでのみ使用できます (N パッチが有効な場合)。このメソッドは、D3DDECLUSAGE_SAMPLE でのみ使用することができます。

解説　

テッセレータは、このメソッドを使用して、テッセレーション時にどのデータを頂点データから生成する必要があるかを判断します。メッシュデータの場合、デフォルト値を使用します。パッチの場合、実装されている他のタイプを使用できます。

頂点データは、D3DVERTEXELEMENT9 構造の配列を使用して宣言します。配列の各要素には、頂点の宣言メソッドを格納します。

通常のメッシュでは、D3DDECLMETHOD_DEFAULT の他にも、N パッチが有効な場合に D3DDECLMETHOD_LOOKUP メソッドと D3DDECLMETHOD_LOOKUPPRESAMPLED メソッドを使用できます。

要件

ヘッダー: D3D9Types.h 宣言

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定数

解説

要件

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