サンプラー (Direct3D 9 asm-vs)
サンプラは、頂点シェーダーの入力疑似レジスタであり、サンプリング ステージの識別に使われます。頂点シェーダーには、s0 ～ s3 の 4 つのサンプラがあります。1 つのシェーダー パスで 4 つのテクスチャー サーフェスを読み取ることができます。
**サンプラー (Direct3D 9 asm-vs)**は擬似的なレジスタです。サンプラを直接読み取ったり、サンプラに対して直接書き込みを行うことはできないためです。
サンプリング ユニットは、テクスチャー サンプリング ステージに対応し、SetSamplerState で指定されたサンプリング固有のステートをカプセル化します。各サンプラーは、1 つのテクスチャー サーフェスを一意に識別します。テクスチャー サーフェスは SetTexture を使用して、対応するサンプラーに設定します。ただし、同じテクスチャー サーフェスを複数のサンプラで設定することが可能です。
描画時には、テクスチャーをレンダー ターゲットとステージのテクスチャーに同時に設定することはできません。
サンプラは 4 つあるので、1 つのシェーダー パスで最大 4 つのテクスチャー サーフェスを読み取ることができます。サンプラーは、次のテクスチャー ロード命令の唯一の引数として指定される場合があります。 texldl - vs.
vs_3_0 でサンプラを使用する場合は、シェーダー プログラムの先頭に、dcl_samplerType (sm3 - vs asm) 命令を使用して宣言する必要があります。
| 頂点シェーダーのバージョン | 1_1 | 2_0 | 2_sw | 2_x | 3_0 | 3_sw |
|---|---|---|---|---|---|---|
| サンプラ | x | x |