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文法 (DirectX HLSL)

HLSL ステートメントは、次の文法規則を使用して構築されています。

  • 空白文字
  • 浮動小数点数
  • 整数値
  • 文字
  • 文字列
  • 識別子
  • 演算子

空白文字

次の文字は空白と見なされます。

SPACE
TAB
EOL
C 形式のコメント (/* */)
C++ 形式のコメント (//)
asm ブロック (;) 内のアセンブリ形式のコメント

浮動小数点数

浮動小数点数は、HLSL で次のように表されます。

  • fractional-constant exponent-part(opt) floating-suffix(opt)

    digit-sequence exponent-part floating-suffix(opt)

  • fractional-constant (仮数部):

    digit-sequence(opt) . digit-sequence

    digit-sequence .

  • exponent-part (指数部):

    e sign(opt) digit-sequence

    E sign(opt) digit-sequence

  • sign (符号): 次のいずれか 1 つ

    + -

  • digit-sequence (数字列):

    digit

    digit-sequence digit

  • floating-suffix (浮動小数点サフィックス): 次のいずれか 1 つ

    h H f F

整数値

整数は、HLSL で次のように表されます。

  • integer-constant integer-suffix(opt)

  • integer-constant (整数定数): 次のいずれか 1 つ

    # (10 進数)

    0# (8 進数)

    0x# (16 進数)

  • integer-suffix (整数サフィックス): 次のいずれか 1 つ

    u U l L

文字

文字は、HLSL で次のように表されます。

'c' (文字)
'¥a' '¥b' '¥f' '¥b' '¥r' '¥t' '¥v' (エスケープ)
'¥###' (8 進数エスケープ、各 # は 8 進数)
'¥x#' (16 進数エスケープ。# は 16 進数。任意の数の数字)
'¥c' (c は別の文字。バックスラッシュや引用符も含む)

プリプロセッサ式ではエスケープはサポートされません。

文字列

文字列は、HLSL で次のように表されます。

"s" (s はエスケープが付いた任意の文字列)

識別子

識別子は、HLSL で次のように表されます。

    [A-Za-z_][A-Za-z0-9_]*

演算子

##, #@, ++, --, &, &, &, ||, ==, ::, <<, <<=, >>, >>=, ..., 
<=, >=, !=, *=, /=, +=, -=, %=, &=, |=, ^=, ->

さらに、他の規則と一致しなかった、その他の任意の 1 文字。

関連項目

付録 (DirectX HLSL)