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XAudio2Create

新しい XAudio2 オブジェクトを作成し、その IXAudio2 インターフェイスへのポインターを返します。

構文

HRESULT XAudio2Create(         IXAudio2 **ppXAudio2,         UINT32 Flags = 0,         XAUDIO2_PROCESSOR XAudio2Processor = XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR)

パラメーター

  • ppXAudio2
    [out] 操作が成功した場合、IXAudio2 オブジェクトへのポインターを返します。

  • Flags
    [in] XAudio2 オブジェクトの動作を指定するフラグです。このパラメーターの値には、0 または次に示す値を指定できます。

    説明
    XAUDIO2_DEBUG_ENGINE
    Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gif Windows
    デバッグ バージョンの XAudio2 ライブラリを要求します。
    Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gifXbox 360
    効果なし。
  • XAudio2Processor
    [in] 使用する CPU を指定する列挙値。これらの値は、プラットフォームごとに意味が異なります。

    Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gif Windows

    詳細については、「XAUDIO2_WINDOWS_PROCESSOR_SPECIFIER」を参照してください。

    ビット演算 OR でいくつかの値を組み合わせることにより、選択肢に含まれるプロセッサのグループを指定できます。

    Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gif
    一般的には、プロセッサの指定は避ける必要があります。スケジューラがプロセッサ間で効率的にスレッドをスケジュールできなくなる可能性があるからです。代わりに、XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR 値を渡します (以下を参照)。
    Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gifXbox 360

    詳細については、「XAUDIO2_XBOX_HWTHREAD_SPECIFIER」を参照してください。

    特殊な XAUDIO2_DEFAULT_PROCESSOR の値を使用すると、XAudio2 は各プラットフォームで既定のプロセッサを使用できるようになります。

戻り値

正常に実行された場合は S_OK を返し、失敗した場合はエラー コードを返します。XAudio2 固有のエラー コードの説明については、「XAudio2 エラー コード」を参照してください。

解説 

Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gif Windows

Windows では XAudio2CreateCoCreateInstance を呼び出すため、アプリケーションは CoInitializeEx メソッドを呼び出してから、XAudio2Create を呼び出す必要があります。さらに、COM のルールは、XAudio2 への呼び出しを実行するすべてのスレッドで CoInitialize または CoInitializeEx を呼び出す必要があります。

Windows で CoCreateInstance および XAudio2Create を呼び出すための標準的なパターンは次のとおりです。

#ifndef _XBOXCoInitializeEx(NULL, COINIT_MULTITHREADED);#endif
FakePre-0a1470a18dd045228a84b0e9ac6dc7c4-b0909784e9c841dfbea296a27d5ef5aaFakePre-bc830a43e3a8446dbbf3665c628c8faf-74ee0b3e8bf84e2db764a5d18aaa54a8
Ee419212.note(ja-jp,VS.85).gifXbox 360

Xbox 360 は、XAUDIO2_MAX_INSTANCES より多い数の XAudio2 の同時インスタンスを持つことはできません。

要件

ヘッダー: xaudio2.h で宣言されています。

ライブラリ: xaudio2.lib を使用します。

関連項目

XAudio2 の関数
方法 : 基本的なオーディオ処理グラフの作成
方法 : オーディオ デバイスの列挙