ページの反転とバック バッファーリング (Direct3D 9)
ページの反転は、マルチメディア、アニメーション、ゲーム ソフトウェアでは重要です。これは紙でアニメーションを作成する方法に似ています。アーティストはページごとに図形を少しずつ変えていきます。これによって、紙を素早くめくると絵がアニメーションのように見えます。
ソフトウェアでのページの反転は、このプロセスに似ています。Direct3D では、デバイスのプロパティであるスワップ チェーンを介してページの反転機能を実装しています。まず、アーティストの次ページへの紙めくりと同じように、画面を反転する一連の Direct3D バッファーを設定します。最初のバッファーはカラー フロント バッファーと呼ばれます。その背後のバッファーはバック バッファーと呼ばれます。アプリケーションはバック バッファーに書き込み、バック バッファーが画面に表示されるようにカラー フロント バッファーを反転します。イメージが表示されている間、ソフトウェアは再びバック バッファーに書き込みます。この処理はアニメーションを表示している間は続き、効率的にイメージをアニメーション化することができます。
Direct3D を使用すると、単純な二重バッファーリング スキーム (バック バッファーが 1 つのカラー フロント バッファー) からバック バッファーが追加されたより洗練されたスキームまで、ページ反転スキームを簡単に設定できます。