MBAM 2.0 のリリース ノート
適用対象: Microsoft BitLocker Administration and Monitoring 2.0
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MBAM 2.0 の既知の問題
このセクションには、MBAM 2.0 のリリース ノートが含まれます。
MBAM を Microsoft System Center Configuration Manager 2007 と共に実行する場合、BitLocker コンピューターの準拠レポートおよび BitLocker エンタープライズ準拠の詳細レポートにコンピューター名が表示されないことがある
MBAM を Configuration Manager 2007 と共に実行すると、BitLocker コンピューターの準拠レポート、および BitLocker エンタープライズ準拠の詳細レポートにコンピューター名が表示されないことがあります。
対応策:ありません。
スタンドアロン MBAM サーバー インフラストラクチャをアップグレードした後に、会社全体の準拠状態レポートを更新できない
MBAM スタンドアロン トポロジを使用して、サーバー インフラストラクチャのバージョンを 1.0 から 2.0 にアップグレードすると、会社全体の準拠状態レポートが更新できなくなります。
対応策:アップグレード後に、準拠と監査データベースで次のスクリプトを実行してください。
-- =============================================
-- Script Template
-- =============================================
DECLARE @DatabaseName nvarchar(255);
SET @DatabaseName = DB_NAME()
USE msdb;
DECLARE @JobID BINARY(16)
SELECT @JobID = job_id
FROM msdb.dbo.sysjobs
WHERE (name = N'CreateCache')
if (@JobID IS NOT NULL)
BEGIN
EXEC dbo.sp_delete_job
@job_name = N'CreateCache';
END
EXEC dbo.sp_add_job
@job_name = N'CreateCache',
@enabled = 1;
EXEC dbo.sp_add_jobstep
@job_name = N'CreateCache',
@step_name = N'Copy Data',
@subsystem = N'TSQL',
@command = N'EXEC [ComplianceCore].UpdateCache',
@database_name = @DatabaseName,
@retry_attempts = 5,
@retry_interval = 5;
EXEC dbo.sp_add_jobschedule
@job_name = N'CreateCache',
@name = N'ReportCacheSchedule1am',
@freq_type = 4,
@freq_interval = 1,
@active_start_time = 010000,
@active_end_time = 020000;
EXEC dbo.sp_attach_schedule
@job_name = N'CreateCache',
@schedule_name = N'ReportCacheSchedule1am';
EXEC dbo.sp_add_jobschedule
@job_name = N'CreateCache',
@name = N'ReportCacheSchedule7am',
@freq_type = 4,
@freq_interval = 1,
@active_start_time = 070000,
@active_end_time = 080000;
EXEC dbo.sp_attach_schedule
@job_name = N'CreateCache',
@schedule_name = N'ReportCacheSchedule7am';
EXEC dbo.sp_add_jobschedule
@job_name = N'CreateCache',
@name = N'ReportCacheSchedule1pm',
@freq_type = 4,
@freq_interval = 1,
@active_start_time = 130000,
@active_end_time = 140000;
EXEC dbo.sp_attach_schedule
@job_name = N'CreateCache',
@schedule_name = N'ReportCacheSchedule1pm';
EXEC dbo.sp_add_jobschedule
@job_name = N'CreateCache',
@name = N'ReportCacheSchedule7pm',
@freq_type = 4,
@freq_interval = 1,
@active_start_time = 190000,
@active_end_time = 200000;
EXEC dbo.sp_attach_schedule
@job_name = N'CreateCache',
@schedule_name = N'ReportCacheSchedule7pm';
EXEC dbo.sp_add_jobserver
@job_name = N'CreateCache';
SSRS で SSL が構成されていない場合、ヘルプ デスク ポータルのレポートに警告が表示される
Secure Socket Layer (SSL) を使用するように SQL Server Reporting Services (SSRS) を構成しなかった場合、MBAM サーバーをインストールするときにレポートの URL は HTTPS ではなく HTTP に設定されます。 この状態でヘルプ デスク ポータルにアクセスし、レポートを選択すると、"セキュリティで保護されたコンテンツのみ表示" というメッセージが表示されます。
対応策: レポートを表示するには、[すべてのコンテンツを表示] をクリックします。 この問題に対応するには、SQL Server Reporting Services がインストールされている MBAM コンピューターにアクセスし、Reporting Services 構成マネージャー を実行し、[Web サービスの URL] をクリックします。 サーバー用に適切な SSL 証明書を選択し、適切な SSL ポート (既定のポートは 443) を入力し、[適用] をクリックします。
既定ではない Configuration Manager データベースのインスタンスがサポートされない
MBAM は、Configuration Manager 2007 および System Center 2012 Configuration Manager で、Configuration Manager データベースの既定のインスタンスのみを検索します。 既定以外のインスタンスを使用すると、MBAM をインストールできません。
対応策:ありません。
準拠の概要レポートで [戻る] をクリックするとエラーが発生することがある
準拠の概要レポートの詳細を表示しているときに、SSRS レポートの [戻る] リンクをクリックすると、エラーが発生することがあります。
対応策:ありません。
使用領域のみの暗号化が正しく機能しない
MBAM クライアントをインストールした後に初めてコンピューターを暗号化し、使用領域のみの暗号化を実装するグループ ポリシー オブジェクトを設定した場合、MBAM では、ディスクの使用領域のみを暗号化するのではなく、誤ってディスク全体を暗号化しています。MBAM クライアントのインストール時にコンピューターを暗号化し、同じグループ ポリシー オブジェクトを設定した場合、暗号化は正しく機能し、コンピューターの使用ディスク領域のみが暗号化されます。
対応策:ありません。
コンピューターの準拠レポートに表示される暗号強度が正しくない
[ドライブの暗号化方法と暗号強度を選択する] グループ ポリシー オブジェクトで特定の暗号強度を指定しなかった場合、既定の 128 ビット暗号化の暗号強度が使用されていても、Configuration Manager 統合トポロジのコンピューターの準拠レポートには暗号強度が常に "不明" と表示されます。グループ ポリシー オブジェクトに特定の暗号強度を設定すると、レポートには正しい暗号強度が表示されます。
対応策: [ドライブの暗号化方法と暗号強度を選択する] グループ ポリシー オブジェクトには、常に特定の暗号強度を設定してください。
構成項目を更新しても [ドライブの種類による準拠状態の配布] に古いデータが表示される
System Center 2012 Configuration Manager で MBAM 構成項目を更新した後に、BitLocker エンタープライズ準拠ダッシュボードの [ドライブの種類による準拠状態の配布] 棒グラフには、古いバージョンの構成項目の情報に基づくデータが表示されます。
対応策:ありません。MBAM 構成項目の変更はサポートされません。また、レポートが期待どおりに表示されないことがあります。
セキュリティ強化の構成でレポートが正しく表示されないことがある
Internet Explorer セキュリティ強化の構成 (ESC) が有効な場合、MBAM サーバーに関するレポートを表示しようとすると、"アクセスが拒否されました" というメッセージが表示されることがあります。 Web コンテンツおよびアプリケーション スクリプトを介して発生する可能性がある攻撃に対して、サーバーの露出を減らすことでサーバーを保護するために、既定で ESC は有効にされています。
対応策: MBAM サーバーでレポートを表示使用として "アクセスが拒否されました" というメッセージが表示される場合、グループ ポリシー オブジェクトを設定するか、セキュリティ強化の構成を無効にするようにイメージの既定値を手動で変更します。 また、ESC が有効ではない別のコンピューターからレポートを表示することもできます。
SQL Server 2008 から SQL Server 2012 にアップグレードするときに MBAM サーバーのインストールが失敗する
SQL Server 2008 から SQL Server 2012 にアップグレードしてから、準拠と監査データベースまたは回復データベースをインストールしようとすると、インストールが失敗し、ロール バックします。 この問題は、SQL のアップグレード中に必要な SQLCMD.exe ファイルが削除され、MBAM インストーラーでファイルを見つけられなくなった場合に発生します。 MSI ログ ファイルの行は、次のような内容です。
RunDbInstallScript Recovery Db CA: BinDir - E:\MSSQL\100\Tools\Binn\SqlCmd.exe
RunDbInstallScript Recovery Db CA: dbInstance - xxxxxx\I01
RunDbInstallScript Recovery Db CA: sqlScript- C:\Program Files\Microsoft\Microsoft BitLocker Administration and Monitoring\Setup\KeyRecovery.sql
RunDbInstallScript Recovery Db CA: dbName- MBAM_Recovery_and_Hardware
RunDbInstallScript Recovery Db CA: defaultFileName- MBAM_Recovery_and_Hardware
RunDbInstallScript Recovery Db CA: defaultDataPath- F:\MSSQL\MSSQL10.I01\MSSQL\DATA\
RunDbInstallScript Recovery Db CA: defaultLogPath- K:\MSSQL\MSSQL10.I01\MSSQL\Data\
RunDbInstallScript Recovery Db CA: scriptLogPath - C:\Users\xxxxxx\AppData\Local\Temp\InstallKeyComplianceDatabase.log
-e -E -S xxxxxxx\I01 -i "C:\Program Files\Microsoft\Microsoft BitLocker Administration and Monitoring\Setup\KeyRecovery.sql" -v DatabaseName="MBAM_Recovery_and_Hardware" DefaultFileName="MBAM_Recovery_and_Hardware" DefaultDataPath="F:\MSSQL\MSSQL10.I01\MSSQL\DATA\" DefaultLogPath="K:\MSSQL\MSSQL10.I01\MSSQL\Data\" -o "C:\Users\xxxxxx\AppData\Local\Temp\InstallKeyComplianceDatabase.log"
RunDbInstallScript Recovery Db CA:Starting to run the Recovery database install script
RunDbInstallScript Recovery Db CA: Sqlcmd log file is located in C:\Users\xxxxxx\AppData\Local\Temp\\InstallKeyRecoveryDatabase.log
RunDbInstallScript Recovery Db CA Exception: Install Recovery database Custom Action command line output Exception: The system cannot find the file specified
MBAM サーバーの Windows インストーラーには SQLCMD.exe のパスがハードコーディングされており、HKLM\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\100\Tools\ClientSetup のレジストリの Path 文字列値が検索されます。 このキーは SQL Server 2008 から SQL Server 2012 への移行時には存在しますが、SQL のアップグレード プロセスによって SQLCMD.exe が削除されるため、データ値から参照されるパスには SQLCMD.exe ファイルが存在しません。
対応策: HKLM\Software\Microsoft\Microsoft SQL Server\100\Tools\ClientSetup の Path 文字列値を一時的に「Path_old」に変更してから、MBAM サーバーの Windows インストーラーを再実行します。 インストールが正常に完了し、SQL Server 2012 でデータベースを作成したら、「Path_old」値を「Path」に変更します。
参照:
概念
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