次の方法で共有


Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) 1.0 SP1 リリース ノート

適用対象: User Experience Virtualization 1.0 SP1

Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) 1.0 Service Pack 1 のリリース ノートを検索するには、Ctrl キーを押しながら F キーを押します。

UE-V をインストールする前に、このリリース ノートをよくお読みください。このリリース ノートには、User Experience Virtualization を正常にインストールするために必要な情報と、製品ドキュメントに記載されていない追加情報が含まれています。このリリース ノートと、UE-V の他のドキュメントの内容が異なる場合は、新しく変更された情報が正しいと判断してください。これらのリリース ノートは、この製品に含まれるコンテンツに優先します。

UE-V の既知の問題

このセクションには、User Experience Virtualization 1.0 SP1 のリリース ノートが含まれています。

同じコンピューター上の App-V アプリケーションとネイティブ アプリケーションとの間で、レジストリ設定を同期できない

Application Virtualization (App-V) アプリケーションと、Windows インストーラー (.msi ファイル) でインストールされるネイティブ インストール アプリケーションの両方で使用できるアプリケーションがコンピューターにある場合、レジストリに基づく設定は 2 つのテクノロジ間で同期されません。

回避策: この問題を解決するには、両方のテクノロジではなく、2 つのテクノロジのいずれかを選択してアプリケーションを実行します。

ネットワーク共有がユーザーのドメイン外に存在する場合、Windows 8 設定の同期が失敗する

Windows® 8 がオペレーティング システム設定の同期を試行すると、boost::filesystem::exists::ユーザー名またはパスワードが正しくありませんというエラー メッセージが表示されて同期が失敗します。 このエラーは、ネットワーク共有がユーザーのドメイン外に存在することを示している可能性があります。操作ログ イベントを確認するには、イベント ビューアーを開き、[アプリケーションとサービス ログ] / [Microsoft] / [User Experience Virtualization] / [Logging] / [Operational] に移動します。UE-V の設定の保存場所に使用するネットワーク共有は、ユーザーと同じ Active Directory ドメインに存在する必要があります。

回避策: ユーザーと同じ Active Directory ドメインのネットワーク共有を使用します。 .

Outlook 2010 の電子メール署名の移動

UE-V では、Outlook 2010 の署名ファイルがデバイス間で移動されます。 ただし、新しいメッセージおよび応答/転送用の既定の署名オプションは移動されません。 これらの 2 つの設定は、UE-V では移動されない Outlook プロファイルに保存されています。

回避策: なし。

低速リンク モードでの実行時には、同期設定に指定した間隔で同期されない

通常の条件では、設定の保存場所を使用するには高速リンクでネットワーク接続する必要があります。 低速リンク モードでは、定期的にのみ同期が実行されます。 低速リンク モードの既定では、360 分ごとに同期するようにスケジュールが設定されています。

回避策: 低速リンク モードのバックグラウンドの同期頻度を変更するには、オフライン ファイル用にバックグラウンドの同期ポリシーのグループ ポリシーを構成します。

特殊文字が同期されない

UE-V Agent を実行する Windows 7 コンピューターと Windows 8 コンピューター間では、通貨記号など、一部の文字が同期されません。

回避策: なし。

Microsoft Office の 32 ビットと 64 ビット バージョン間で、設定の移動はサポートされません。

32 ビットと 64 ビットのオペレーティング システムの両方に 32 ビット バージョンの Microsoft Office をインストールすることをお勧めします。 必要な Microsoft Office バージョンを選択するには、こちら (https://office.microsoft.com/ja-jp/word-help/choose-the-32-bit-or-64-bit-version-of-microsoft-office-HA010369476.aspx) をクリックしてください。UE-V では、同じアーキテクチャの Office バージョン間で、設定の移動がサポートされています たとえば、32 ビット Office の設定は、すべての 32 ビット Office インスタンス間で移動されます。UE-V では、Office の 32 ビットと 64 ビット バージョン間で、設定の移動はサポートされていません。

回避策: なし

MSI がローカライズされない

UE-V 1.0 SP1 には、UE-V Agent と UE-V generator の両方のローカライズされたセットアップ プログラムが含まれています。 これらの MSI ファイルは引き続き使用できますが、ユーザー インターフェイスが最小限になっており、MSI は英語のみで表示されます。 ファイルは英語表示ですが、インストール時にセットアップ プログラムによって、サポートされているすべての言語がインストールされます。

回避策: なし

低接続モードでは、設定の保存場所との共有フォルダーにあるその他のフォルダーを使用できない

常に使用可能にする必要があるフォルダーがある場合、そのフォルダーに使用するネットワーク共有には、設定の保存共有を設定しないでください。 設定の保存場所をホストするネットワーク共有が低速接続モードに移行すると、設定の保存場所フォルダーのみが使用できるようになります。 低速接続モードでは、共有上のその他のフォルダーを使用できません。

回避策: なし

Internet Explorer 9 のお気に入りに関連付けているお気に入りアイコンが移動しない

Internet Explorer 9 のお気に入りに関連付けられたお気に入りアイコンは、User Experience Virtualization で移動されないため、新しいコンピューターで初めてお気に入りを表示したときに表示されません。

回避策: お気に入りのブックマークを使用し、Internet Explorer 9 ブラウザーにキャッシュされると、関連付けられたお気に入りアイコンが表示されます。

ファイル設定パスがレジストリに保存される

一部のアプリケーション設定では、構成と設定ファイルのパスがレジストリの値として保存されます。 レジストリでパスとして参照するファイルは、コンピューター間で設定を移動するときに同期する必要があります。

回避策: フォルダーのリダイレクトやその他のテクノロジを使用て、ファイル設定パスとして参照されるすべてのファイルが、設定が移動されるすべてのコンピューターの同じ場所に存在し、配置されるようにします。

設定の保存パスが長いとエラーが発生する

設定の保存パスはできるだけ短くしてください。 パスが長いと、解決や同期ができないことがあります。UE-V では、設定の保存パスは、設定を保存するために計算されるパスの一部として使用されます。 このパスは、次の方法で計算されます。 設定の保存パス + "settingspackages" + パッケージ ディレクトリ (テンプレート ID) + パッケージ名 (テンプレート ID)。 この計算されたパスが 260 文字を超えると、パッケージの保存は失敗して、UE-V の操作イベント ログに次のエラー メッセージが生成されます。

[boost::filesystem::copy_file: The system cannot find the path specified]

操作ログ イベントを確認するには、イベント ビューアーを開き、[アプリケーションとサービス ログ] / [Microsoft] / [User Experience Virtualization] / [Logging] / [Operational] に移動します。

回避策: なし。

UE-V Agent のログアウト時やログイン時に遅延が発生する

オフライン ファイルによって低速リンクに接続されていると判断される前にログオンまたはログアウトが発生すると、ログアウトまたはログインが遅延することがあります。 オフライン ファイル機能で現在のネットワーク状態が検出されるには、最大 3 分かかることがあります。 オフライン ファイルによってコンピューターが低速リンクに接続されていることが判断される前にログオンまたはシャットダウンが発生すると、UE-V 設定パッケージがローカル キャッシュではなくサーバーに送信されます。

回避策: なし。

Windows 8 でオペレーティング システム設定を移動しようとすると設定が競合する

Windows 8 では、Microsoft アカウント同期とオペレーティング システム設定の UE-V の両方を有効にすると、適用される設定に矛盾が生じることがあります。

回避策: 次のいずれかを実行してください。

  • UE-V を使用してオペレーティング システム設定を移動する場合、Microsoft アカウント同期を無効にする

  • オペレーティング システム設定の UE-V を無効にする

一部のオペレーティング システム設定が、同種のオペレーティング システム バージョン間でのみ移動される

ロケールに固有のナレーターと通貨文字のオペレーティング システム設定は、同種のオペレーティング システム バージョンの Windows へのみ移動されます。 たとえば、通貨文字は Windows 7 から Windows 7 の場合にのみ移動されます。

回避策: なし

-----
MDOP の詳細については、TechNet ライブラリを参照してください。また、TechNet Wiki を検索して問題を解決したり、マイクロソフトの Facebook または Twitter をフォローしたりすることができます。
-----