方法: ARM デバイスでグラフィックス診断を使用する
グラフィックス診断は、Windows RT 8.1 または Windows Phone 8.1 を実行する ARM ベースのデバイスで Direct3D アプリケーションのリモート デバッグをサポートします。 Direct3D がデバイス上で実行されている間に、Direct3D アプリケーショングラフィックス情報をキャプチャできます。また以前にキャプチャしたグラフィックス情報については、デバイスを再生コンピューターとして使用できます。
ARM ベースのデバイスでのグラフィックス診断の使用
Visual Studio は ARM ベースのデバイス上では稼動しないため、これらのデバイス上で稼動するアプリケーションを分析するにはリモート デバッガーを使用する必要があります。 リモート デバッガーはグラフィックスのキャプチャと再生をサポートしているため、アプリケーションをデバッグするのと同じくらい簡単に、レンダリングのエラーを診断し、これらのデバイスのグラフィックス パフォーマンスを評価することができます。
グラフィックス診断の機能を使用するには、最初にデバイス上でリモート デバッギングを有効にします。
ARM ベースのデバイス上でリモート デバッギングを有効にするには
ARM ベースのデバイスに ARM Kits Policy をインストールします。
ARM ベースのデバイスに Remote Debugging Tools をインストールします。
重要
Windows Phone 8.1 のデバイスの場合は、開発用にスマートフォンを登録しなければならないことがあります。そのためには、自身が登録されている開発者であることが必要です。詳細については、「How to deploy and run an app for Windows Phone 8 (Windows Phone 8 でアプリケーションをデプロイおよび実行する方法)」を参照してください。
デバイス上でリモート デバッギングを有効にしたら、デバイスをデバッグ ターゲットにしてグラフィックス診断を開始します。
デバイス上でグラフィックス診断を構成および開始するには
[ソリューション プラットフォーム] ボックスで [ARM] を選択し、ARM ベースのデバイスをリモート デバッギング ターゲットとして使用できるようにします。
[デバッグ ターゲット] ボックスで ARM デバイスを選択します。
メニューで**[デバッグ]、[グラフィックス]、[診断の開始]** を選択します。 (キーボード: Alt + F5)