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Microsoft Architect Forum 2014 Winter ~ クラウド ファースト時代のアーキテクチャ システム構築の革新 ~

更新日: 2014 年 12 月 24 日

●開催概要

現在またこれからのビジネス環境の変化や技術の進歩のスピードを考えると、クラウド コンピューティング普及以前のアーキテクチャと、クラウド ファースト時代にてあるべきアーキテクチャとのギャップは早晩無視できない課題となります。これは単にサーバーを仮想化環境に移せばよい、という限定的な問題ではなく、クラウドのコスト メリットを享受しつつシステムの品質を上げ続けるための設計のあり方、タイムリーにビジネス価値を生み出すためのシステムの開発体制や進め方、また次代のアーキテクトをどうやって育成してゆくか、というところにまで影響を及ぼしていると私たちは考えています。

Microsoft Architect Forum 2014 はまさにアーキテクチャにまつわる課題を俯瞰的に捉え、マイクロソフトの取り組みやベスト プラクティス、そしてお客様やパートナー様の知見を共有しあう場をご提供するものです。

また、キーノートではマイクロソフト米国本社にて Visual Studio 製品ラインの Product Owner を務め、ALM (アプリケーション ライフサイクル管理) の分野で最も著名なリーダーの 1 人であります、Sam Guckenheimer 氏を招聘し、クラウドのための新しい ALM のあり方についてご紹介いたします。

開催時間 2014 年 12 月 4 日 (木) 12:30 開場、13:00 開始
場所 ……… 日本マイクロソフト品川本社 31 階 Room C+D
参加費 …… 無料

当イベントは終了しました

セッション ビデオおよび関連資料公開中!

過去のセッション情報

Microsoft Architect Forum 2013

Microsoft Architect Forum 2013 Fall

▼セッション内容 | ▼対象となるお客様 | ▼スピーカー紹介

●セッション内容

時間 セッション詳細
13:00 - 13:10
[ご挨拶]
伊藤 かつら
13:10 - 14:20

[キーノート]
Our Journey to Cloud Cadence
Sam Guckenheimer

14:20 - 14:30 休憩
14:30 - 15:10

[ジェネラル セッション]
開発ツールを使った エンタープライズ アジャイル
相澤 克弘

■内容:
Visual Studio の ALM は成熟が進み、更に .NET のオープン化やクロス プラットフォーム対応によりアプリケーション開発のプラットフォームの範囲を劇的に拡大しようとしています。また SAFe に対応した Team Foundation Server のテンプレートを活用することで大企業でもアジャイル開発を進めやすくなります。 Visual Studio が実現する ALM は単一のプラットフォームではプロセスや規模のカバレッジが最も広い開発環境が実現することをご紹介します。

15:10 - 15:30 休憩/移動
15:30 - 16:20
Session 1-1

次世代アーキテクトの本質と育成
~ ビジネスの俊敏性を目指して

林 衛 (株式会社アイ・ティ・イノベーション)

■内容:
ビジネスと IT ソリューションが、多様化・複雑化する中で、次世代の IT アーキテクトの知識体系の統合化と育成の新たな潮流が、始まっています。本セミナーでは、何故今、次世代 IT アーキテクトの役割が重要なのか? また、どのように IT アーキテクトを育成すればよいのか? という課題について本質的な解説をします。IT アーキテクトの知識体系と育成の世界的な枠組みになりつつある Iasa* の ITABoK** の要点を説明した上で、日本での次世代 IT アーキテクトの育成事例と適用したカリキュラムについて、写真や映像などを交えながら分かり易く解説します。

* IASA: International Association Software Architect
** ITABoK: IT Architect Body of Knowledge

Session 2-1

クラウド時代のサービス創造
~ Microsoft Bing のサービス開発を例として

山本 仁

■内容:
マイクロソフトの検索サービスである Bing は、日本の市場に合わせて日本で開発を行っているサービスの 1 つです。時代に合ったサービス価値をタイムリーにご提供するため、サービスの開発手法やスタイル、そしてサービス開発責任者の役割もが変貌を遂げてきました。当セッションでは、Bing 開発チームにおける、これまで幾度となく繰り返されたトライ & エラーの歴史と、常に発展途上とも言える現在の開発スタイルまでをご紹介し、加速するビジネススピードに合わせたサービス創造について考察します。

Chalk Talk

クラウド アプリケーションにおける可用性と一貫性のバランスを考える

萩原 正義

■内容:
有名な CAP 定理にしたがって、可用性と一貫性のアプリケーション設計におけるバランスをどう取るかを議論します。可用性としてリシリエント (復旧可能) な設計の前提を踏まえたうえで、データの一貫性を考えていきます。典型的なアプリケーションにおける一貫性モデルや隔離レベルの考え方を説明し、個別の問題、最新トレンドの動向を扱っていきます。

■聴講いただきたい方:
IT アーキテクト、開発リーダー

※チョーク トークとは、セミナー形式で一方的な解説をする場ではなく、参加者が討論に参加し、問題を把握して、問題と解決の方向性を共有していく場です。参加者には積極的な発言の機会が求められます。

まず、データ連携、バッチ処理などにおける一貫性とレイテンシーの問題について参加者自身の経験をお聞きして、データ モデリングの今後についての議論に参加していだだきます。次に、障害対応、可用性の保証を考慮した一貫性の保証について扱います。これには分散システムの高度な技術のチュートリアルを交えて、考えていだだきます。最後にアプリケーション要求からみた一貫性をより広く討論していきます。


講演資料 (PDF/3.79 MB)

講演資料 (PDF/1.89 MB)
16:20 - 16:30 休憩/移動
16:30 - 17:20
Session 1-2

ビジネス継続性のためのクラウド アプリ設計の基本原則

福井 厚 (株式会社アークウェイ)
野村 一行

■内容:
Azure を始めとしたパブリック クラウドに対応するアプリケーションやクラウド サービスを構築するに当たって、まず何を意識すればよいのかという声が最近多く寄せられるようになりました。本セッションでは、ビジネス継続性という観点からクラウドとオンプレミスにおける設計の考え方の違いをご説明し、Azure のサービス機能の適用例などを交えながらアプリケーションやクラウド サービス設計の基本原則をご紹介いたします。

Session 2-2

非インフラ技術者のためのインフラ アーキテクチャ設計の考え方

髙岡 将

■内容:
インフラ系の技術者は、オンプレミスから仮想化、直近ではクラウドという選択肢も含めて、自社にとって最適なインフラ環境の解を見つけ出して決定を下し、責任者の承認を経て構築、運用、管理を行う役割を担っています。
本セッションではインフラ系の技術者がシステム構築当初や、中長期を見据えてどのようにインフラ設計をしているか、主に専任技術者以外の方に向けて概説し、運用側の視点からのシステム進化のプロセスを俯瞰してまいります。


講演資料 (PDF/3.25 MB)

講演資料 (PDF/1.78 MB)
17:20 - 17:30 休憩/移動
17:30 - 18:20
Session 1-3

アプリ開発者のための Azure 上のセキュアな仮想マシンと仮想ネットワークの設計方針

東屋 善昭

■内容:
Azure がいくらセキュアなプラットフォームといえども、その上で稼働するアプリケーションやクラウド サービスが即同じレベルでセキュアであるとは必ずしも言えません。本セッションではクラウド対応のシステムを設計・開発する方にこそ理解いただきたい Azure のネットワーク関連機能を中心に、セキュアなシステムの設計方針を立てるのに役立つ基本情報をお伝えします。

Session 2-3

IoT (Internet of Things) が拓く新たなクラウド ソリューションの展望と設計アプローチ

太田 寛

■内容:
モバイルやクラウドの次の段階の技術を占ううえで現在進行中の新たな産業革命の別名である IoT (Internet of Things) を無視することはできません。IoT では膨大なデバイスからの大量データを Big Data や HPC の技術で処理しつつ、予見的な対応のための機械学習などの技術を組み合わせます。この先進的な取り組みに対して Azure から提供されるサービス機能、ソリューションの設計アプローチ、デモなどを交えて解説し、将来の技術の方向性を展望します。

 

講演資料 (PDF/13.6 MB)

講演資料 (PDF/3.84 MB)
18:20 - 18:30 閉会・懇親会会場へ移動
18:30 - 20:00 懇親会
 

●このようなお客様にお勧めします

  • アーキテクト: ソリューション アーキテクト、インフラ アーキテクト、エンタープライズ アーキテクト、のいずれかもしくはその補佐役
  • 開発者: 開発リーダーもしくはその補佐役
  • IT 企画担当者
  • 次のキャリアとしてアーキテクトを考えている技術者 (および育成担当者)

●スピーカー紹介

伊藤 かつら

日本マイクロソフト株式会社
執行役
デベロッパー エクスぺリエンス & エバンジェリズム統括本部長

Sam Guckenheimer

Product Owner of Visual Studio Product Lines
Microsoft Corporation

相澤 克弘

日本マイクロソフト株式会社
エグゼクティブ プロダクト マネージャ

林 衛

株式会社アイ・ティ・イノベーション
代表取締役社長

Web

山本 仁

マイクロソフト ディベロップメント株式会社
PRINCIPAL GROUP PROGRAM MGR

萩原 正義

マイクロソフト コーポレーション
アーキテクト

福井 厚

株式会社アークウェイ
プリンシパル コンサルタント

Web

野村 一行

日本マイクロソフト株式会社
テクニカル エバンジェリスト

髙岡 将

日本マイクロソフト株式会社
テクニカル エバンジェリスト

東屋 善昭

日本マイクロソフト株式会社
テクノロジー ソリューション プロフェッショナル

太田 寛

日本マイクロソフト株式会社
テクニカル エバンジェリスト

 

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