Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) 2.1 リリース ノート
適用対象: User Experience Virtualization 2.1
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UE-V をインストールする前に、このリリース ノートをよくお読みください。このリリース ノートには、User Experience Virtualization を正常にインストールするために必要な情報と、製品ドキュメントに記載されていない追加情報が含まれています。このリリース ノートと、UE-V の他のドキュメントの内容が異なる場合は、新しく変更された情報が正しいと判断してください。これらのリリース ノートは、この製品に含まれるコンテンツに優先します。
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UE-V の既知の問題
このセクションには、User Experience Virtualization のリリース ノートが含まれます。
Skype に UE-V 設定場所テンプレートを使用した場合に、Skype がクラッシュする
デスクトップ用 Skype アプリケーションの有効な設定場所テンプレートを作成および登録し、デスクトップ用 Skype アプリケーションを起動すると、Skype がクラッシュします。アプリケーションのイベント ログには、ACCESS_VIOLATION が記録されます。
回避策:Skype のテンプレートを削除するか、登録を解除すると、Skype が正常に動作するようになります。
UE-V のサイレント インストールに使用する既存のスクリプトが失敗する
UE-V 2.1 のインストール時に、以前のバージョンの UE-V で正常に動作していたサイレント インストール用のスクリプトが失敗することがあります。これは、UE-V インストーラーに対して 2 つの変更が実施されたことによるものです。1 つは、サイレント インストールであっても、ユーザーがライセンス条項に同意し、カスタマー エクスペリエンス向上プログラム (CEIP) の参加の有無を選択することが必要になったという点です。/q パラメーターを使用するだけでは、ライセンス条項の内容と CEIP の参加に同意することはできません。
もう 1 つは、インストーラーの動作が変更され、UE-V エージェントのインストール後にコンピューターの再起動が必要になったという点です。このため、(UE-V エージェントをインストールした直後にジェネレーターをインストールするようになっているなど) インストール スクリプトが再起動を前提としたものになっていない場合には、スクリプトが失敗します。
回避策:UE-V インストーラー (.msi) には、サイレント インストールのためのコマンドライン パラメーターが新たに 2 つ用意されています。
パラメーター | 説明 |
---|---|
/ACCEPTLICENSETERMS=True |
UE-V のサイレント インストールを実行する場合は、このパラメーターを True に設定します。このパラメーターを追加すると、ユーザーが UE-V のライセンス条項に同意することを指定することができます。ライセンス条項の既定の場所は、次のとおりです: %ProgramFiles%\Microsoft User Experience Virtualization\Agent |
/NORESTART |
このパラメーターは、UE-V エージェントのインストール後にコンピューターの再起動を強制実行しないようにするものです。リターン コードが 3010 のときは、UE-V を使用する前に再起動が必要です。 |
同じコンピューター上の App-V アプリケーションとネイティブ アプリケーションとの間で、レジストリ設定が同期されない
1 つのアプリケーションのインストールにあたって、Application Virtualization (App-V) と Windows インストーラー (.msi) ファイルの両方を使用していた場合には、その 2 つのレジストリベースの設定が同期されません。
回避策:この問題を解決するには、両方のテクノロジではなく、2 つのテクノロジのいずれかを選択してアプリケーションを実行します。
Office 2010 と Office 2013 の両方をインストールすると、予期できない結果が発生する
ユーザーが Office 2010 と Office 2013 の両方をインストールした場合、この 2 つのバージョンの Office の共通設定がすべて UE-V によってローミングされます。そのため Office 2010 のパッケージ サイズが非常に大きくなり、特に Office 365 を使用する場合は Office 2013 との間で予期できない矛盾が生じる可能性があります。
回避策:どちらか 1 方のバージョンの Office をインストールするか、UE-V で同期される設定を制限します。
Windows 8 アプリケーションのアンインストールや再インストールを行うと、設定が初期状態に戻る
Windows 8 アプリについて UE-V の設定同期機能を使用している間に、そのアプリをアンインストールし、再インストールした場合には、アプリの設定が既定値に戻ります。これは、アンインストールによってローカルに保存されている (キャッシュされている) アプリの設定が削除されるものの、UE-V の設定パッケージは削除されないことによるものです。アプリを再インストールして起動すると、UE-V は既定値に戻ったアプリの設定を収集し、その設定を中央の保存場所にアップロードします。そのアプリを実行するコンピューターが他にある場合には、そのアップロードが終わってから既定の設定のダウンロードを開始します。この動作は、デスクトップ アプリケーションと同じです。
回避策:なし。
Microsoft Office の 32 ビットと 64 ビット バージョン間で、設定の移動はサポートされません。
32 ビットと 64 ビットのオペレーティング システムの両方に 32 ビット バージョンの Microsoft Office をインストールすることをお勧めします。必要なバージョンの Microsoft Office を選択するには、次のリンクをクリックしてください (https://office.microsoft.com/word-help/choose-the-32-bit-or-64-bit-version-of-microsoft-office-HA010369476.aspx)。UE-V では、同じアーキテクチャ バージョンの Office 間であれば、設定の移動がサポートされます。たとえば、32 ビット Office の設定は、すべての 32 ビット Office インスタンス間で移動されます。UE-V では、Office の 32 ビットと 64 ビット バージョン間で、設定の移動はサポートされていません。
回避策:なし
MSI がローカライズされない
UE-V 2.0 には、UE-V Agent と UE-V Generator の両方のローカライズされたセットアップ プログラムが含まれています。これらの MSI ファイルは引き続き使用できますが、ユーザー インターフェイスが最小限になっており、MSI は英語のみで表示されます。ファイルは英語表示ですが、インストール時にセットアップ プログラムによって、サポートされているすべての言語がインストールされます。
回避策:なし
Internet Explorer 9 のお気に入りに関連付けているお気に入りアイコンが移動しない
Internet Explorer 9 のお気に入りに関連付けられたお気に入りアイコンは、User Experience Virtualization で移動されないため、新しいコンピューターで初めてお気に入りを表示したときに表示されません。
回避策:お気に入りのブックマークを使用し、Internet Explorer 9 ブラウザーにキャッシュされると、関連付けられたお気に入りアイコンが表示されます。
ファイル設定パスがレジストリに保存される
一部のアプリケーション設定では、構成と設定ファイルのパスがレジストリの値として保存されます。レジストリでパスとして参照するファイルは、コンピューター間で設定を移動するときに同期する必要があります。
回避策:フォルダーのリダイレクトやその他のテクノロジを使用て、ファイル設定パスとして参照されるすべてのファイルが、設定が移動されるすべてのコンピューターの同じ場所に存在し、配置されるようにします。
設定の保存パスが長いとエラーが発生する
設定の保存パスはできるだけ短くしてください。パスが長いと、解決または同期に問題が生じることがあります。UE-V は設定の保存にあたり、計算したパスの一部にその保存パスを使用します。このパスは、次の方法で計算されます。設定の保存パス + "settingspackages" + パッケージ ディレクトリ (テンプレート ID) + パッケージ名 (テンプレート ID) + ".pkgx"。この計算されたパスが 260 文字を超えると、パッケージの保存は失敗して、UE-V の操作イベント ログに次のエラー メッセージが生成されます。
[boost::filesystem::copy_file: The system cannot find the path specified]
操作ログ イベントを確認するには、イベント ビューアーを開き、[アプリケーションとサービス ログ] / [Microsoft] / [User Experience Virtualization] / [Logging] / [Operational] に移動します。
回避策:なし。
一部のオペレーティング システム設定が、同種のオペレーティング システム バージョン間でのみ移動される
ロケール (つまり言語と地域の設定) に固有のナレーターと通貨文字のオペレーティング システム設定は、類似したバージョンの Windows オペレーティング システム間でのみローミングされます。たとえば、通貨文字は Windows 7 と Windows 8 の間でローミングされません。
回避策:なし
UE-V 2 テンプレートを実行すると UE-V 1 Agent でエラーが表示される
UE-V 2 の設定場所テンプレートが、UE-V 1 Agent がインストールされたコンピューターに配布されると、コンピューター間で一部の設定が正しく同期されず、エージェントがイベント ログにエラーを出力します。
回避策:UE-V 1 から UE-V 2 に移行するときに、以前のバージョンのエージェントを実行しているコンピューターが含まれる可能性が高い場合、UE-V 2.0 Agent とテンプレートをサポートできるよう個別の UE-V 2.0 カタログを作成します。
UE-V 2.1 の修正プログラムとサポート技術情報の記事
このセクションには、UE-V 2.1 の修正プログラムとサポート技術情報の記事が含まれています。
サポート技術情報の記事 | タイトル | リンク |
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3018608 |
UE-V 2.1. - TemplateConsole.exe crashes when UE-V WMI classes are missing (UE-V 2.1 - UE-V WMI クラスが見つからないと TemplateConsole.exe がクラッシュする) |
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2903501 |
UE-V: User Experience Virtualization (UE-V) compatibility with user profiles (UE-V: User Experience Virtualization (UE-V) のユーザー プロファイルとの互換性) |
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2770042 |
UE-V Registry Settings (UE-V レジストリ設定) |
|
2847017 |
UE-V settings replicated by Internet Explorer (Internet Explorer でレプリケートされた UE-V 設定) |
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2769631 |
How to repair a corrupted UE-V install (破損した UE-V インストールを修復する方法) |
|
2850989 |
Migrating MAPI profiles with Microsoft UE-V is not supported (Microsoft UE-V での MAPI プロファイルの移行がサポートされない) |
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2769586 |
UE-V roams empty folders and registry keys (UE-V が空のフォルダーやレジストリ キーを移動させる) |
|
2782997 |
How To Enable Debug Logging in Microsoft User Experience Virtualization (UE-V) (Microsoft User Experience Virtualization でデバッグ ログを有効にする方法 (UE-V)) |
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2769570 |
UE-V does not update the theme on RDS or VDI sessions (UE-V が RDS または VDI セッションのテーマを更新できない) |
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2850582 |
How To Use Microsoft User Experience Virtualization With App-V Applications (App-V アプリケーションで Microsoft User Experience Virtualization を使用する方法) |
|
3041879 |
Current file versions for Microsoft User Experience Virtualization (Microsoft User Experience Virtualization の現在のファイル バージョン) |
|
2843592 |
Information on User Experience Virtualization and High Availability (User Experience Virtualization と高可用性について) |
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こちらから提案を追加するか、提案に投票してください。UE-V の問題については、「UE-V に関する TechNet フォーラム」を利用してください。