CommandBehavior 列挙体
クエリの結果とそれがデータベースに与える影響を記述します。
この列挙体には、メンバ値をビットごとに演算するための FlagsAttribute 属性が含まれています。
<Flags>
<Serializable>
Public Enum CommandBehavior
[C#]
[Flags]
[Serializable]
public enum CommandBehavior
[C++]
[Flags]
[Serializable]
__value public enum CommandBehavior
[JScript]
public
Flags
Serializable
enum CommandBehavior
解説
CommandBehavior 値は、 IDbCommand の ExecuteReader メソッドおよびこのメソッドから派生したクラスが使用します。
これらの値のビットごとの組み合わせも使用できます。
メンバ
メンバ名 | 説明 | 値 |
---|---|---|
CloseConnection
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このコマンドを実行した場合は、関連付けられている DataReader オブジェクトを終了すると、関連付けられている Connection オブジェクトが終了します。 | 32 |
Default
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このクエリは複数の結果セットを返すことがあります。このクエリを実行すると、データベースの状態に影響を与えることがあります。Default では CommandBehavior フラグが設定されないため、 ExecuteReader(CommandBehavior.Default) の呼び出しと ExecuteReader() の呼び出しは機能的には同等です。 | 0 |
KeyInfo
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このクエリは列と主キーの情報を返します。選択されている行がロックされずにクエリが実行されます。
メモ KeyInfo を使用する場合、.NET Framework Data Provider for SQL Server は、実行するステートメントに FOR BROWSE 句を追加します。SET FMTONLY ON ステートメントの使用による干渉などの副作用に注意してください。詳細については、SQL Server Books Online を参照してください。 |
4 |
SchemaOnly
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このクエリは列の情報だけを返し、データベースの状態に影響を与えません。 | 2 |
SequentialAccess
.NET Compact Framework でもサポート。 |
DataReader が大きなバイナリ値が格納されている列を含む行を処理できるようにします。 SequentialAccess を使用すると、DataReader は行全体を読み込むのではなく、ストリームとしてデータを読み込むことができます。さらに、 GetBytes メソッドまたは GetChars メソッドを使用すると、読み込み動作を開始するバイト位置、および返すデータの制限付きバッファ サイズを指定できます。
SequentialAccess を指定すると、各列を読み込む必要がなくても、返される順に列のデータを読み込む必要があります。返されるデータ ストリーム内のある位置を超えて読み込んだ場合、その位置およびそれ以前にあるデータは、 DataReader からは読み込むことができません。 OleDbDataReader を使用した場合は、現在の列を超えて読み込みを行うまで、現在の列のデータを再度読み込むことができます。 SqlDataReader を使用した場合は、列の値は 1 回しか読み込むことができません。 |
16 |
SingleResult
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このクエリは単一の結果セットを返します。 | 1 |
SingleRow
.NET Compact Framework でもサポート。 |
このクエリは単一行を返します。このクエリを実行すると、データベースの状態に影響を与えることがあります。一部の .NET Framework データ プロバイダではこの情報を使用してコマンドのパフォーマンスを最適化することもできますが、この情報の使用は必須ではありません。 OleDbCommand オブジェクトの ExecuteReader メソッドで SingleRow を指定すると、OLE DB IRow インターフェイスが使用できる場合、.NET Framework Data Provider for OLE DB は、このインターフェイスを使用してバインドを実行します。それ以外の場合は、 IRowset インターフェイスを使用します。単一行だけを返す SQL ステートメントを使用する場合は、 SingleRow を指定すると、アプリケーションのパフォーマンスも向上します。
複数の結果セットを返すクエリを実行する場合は、 SingleRow を指定できます。この場合は、複数の結果セットが返されますが、1 つの結果セットは単一行を含みます。 |
8 |
必要条件
名前空間: System.Data
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: System.Data (System.Data.dll 内)