AccessControlList クラス
1 つ以上のトラスティのアクセス権を指定したアクセス制御エントリのリストを格納しています。
この型のすべてのメンバの一覧については、AccessControlList メンバ を参照してください。
System.Object
System.Collections.CollectionBase
System.Messaging.AccessControlList
Public Class AccessControlList
Inherits CollectionBase
[C#]
public class AccessControlList : CollectionBase
[C++]
public __gc class AccessControlList : public CollectionBase
[JScript]
public class AccessControlList extends CollectionBase
スレッドセーフ
この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。
解説
AccessControlList クラスを使用して、アクセス許可を設定するときに単一の呼び出しで追加する複数のトラスティとアクセス権を指定します。それぞれのトラスティとアクセス権の組み合わせについてアクセス制御エントリを追加することにより、アクセス制御リストを構築します。
AccessControlList は確保できるオブジェクトへのアクセスが許可または拒否されているトラスティを識別します。プロセスが確保できるオブジェクトにアクセスしようとすると、システムはオブジェクトのアクセス制御リスト内のアクセス制御エントリをチェックして、アクセスを認めるかどうかを判断します。オブジェクトにアクセス制御リストがない場合、システムはすべての場合に無制限のアクセスを認めます。オブジェクトのアクセス制御リストにエントリがない場合、システムはオブジェクトへのアクセスをすべて拒否します。
システムは、要求されたすべてのアクセス権を認める 1 つ以上のアクセス制御エントリを見つけるまで、または要求されたアクセス権のいずれかが拒否されるまで、アクセス制御エントリを順番にチェックします。
システムは、下記のイベントのいずれかが発生するまで各 AccessControlEntry を順番に調べます。
- アクセス拒否 AccessControlEntry が、スレッドのアクセス トークンにリストされているトラスティの 1 つについて要求されたアクセス権を明示的に拒否します。
- スレッドのアクセス トークンにリストされたトラスティの 1 つ以上のアクセス許可 AccessControlEntry 項目が、要求されたすべてのアクセス権を明示的に与えます。
- すべての AccessControlEntry 項目を確認した結果、要求されたアクセス権の中に明示的に許可されていないアクセス権が少なくとも 1 つあった場合はアクセスが暗黙的に拒否されます。
必要条件
名前空間: System.Messaging
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ
アセンブリ: System.Messaging (System.Messaging.dll 内)
参照
AccessControlList メンバ | System.Messaging 名前空間 | AccessControlEntry | MessageQueue.SetPermissions