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RemotingConfiguration.CustomErrorsEnabled メソッド

メモ : この名前空間、クラス、およびメンバは、.NET Framework Version 1.1 だけでサポートされています。

このアプリケーション ドメインのサーバー チャネルが、ローカルの呼び出し元またはリモートの呼び出し元に、フィルタ処理された例外情報を返すか、または完全な例外情報を返すかを示します。

Public Shared Function CustomErrorsEnabled( _
   ByVal isLocalRequest As Boolean _) As Boolean
[C#]
public static bool CustomErrorsEnabled(boolisLocalRequest);
[C++]
public: static bool CustomErrorsEnabled(boolisLocalRequest);
[JScript]
public static function CustomErrorsEnabled(
   isLocalRequest : Boolean) : Boolean;

パラメータ

  • isLocalRequest
    ローカルの呼び出し元を指定する場合は true 。リモートの呼び出し元を指定する場合は false

戻り値

フィルタ処理された例外情報だけが isLocalRequest パラメータで指定されたとおりにローカルの呼び出し元またはリモートの呼び出し元に返される場合は true 。完全な例外情報が返される場合は false

解説

完全な例外情報には、正確なサーバーの例外とサーバー スタック トレースが含まれます。フィルタ処理された例外情報には、リモート処理の標準的な例外が含まれ、サーバー スタック トレースは含まれません。

CustomErrorsEnabled メソッドは、アプリケーション構成ファイルの <customErrors> 要素の mode 属性で指定された構成設定か、サーバー チャネルの構成時にプログラムによって設定された構成設定を反映します。構成オプションの詳細については、「 構成 」を参照してください。

例外情報の種類とその情報を受け取る呼び出し元を指定する、3 つのサーバー チャネル プロパティの値を次の表に示します。

説明
off すべての呼び出し元が完全な例外情報を受け取ります。
on すべての呼び出し元がフィルタ処理された例外情報を受け取ります。
remoteOnly ローカルの呼び出し元は完全な例外情報を受け取り、リモートの呼び出し元はフィルタ処理された例外情報を受け取ります。

isLocalRequest パラメータとサーバー チャネル プロパティの関係を次の表に示します。

isLocalRequest 戻り値 説明
on true true ローカルの呼び出し元がフィルタ処理された例外情報を受け取ります。
on false true リモートの呼び出し元がフィルタ処理された例外情報を受け取ります。
off true false ローカルの呼び出し元が完全な例外情報を受け取ります。
off false false リモートの呼び出し元が完全な例外情報を受け取ります。
remoteOnly true false ローカルの呼び出し元が完全な例外情報を受け取ります。
remoteOnly false true リモートの呼び出し元がフィルタ処理された例外情報を受け取ります。

アプリケーション構成ファイルを使用して、呼び出し元に返される例外情報を制御する方法の詳細については、 <customErrors> 要素のトピックを参照してください。呼び出し元に返される例外情報をプログラムによって制御する方法の詳細については、「 プログラムによる構成 」を参照してください。

必要条件

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

参照

RemotingConfiguration クラス | RemotingConfiguration メンバ | System.Runtime.Remoting 名前空間