Button Web サーバー コントロール
Web フォーム ページにプッシュ ボタン コントロールを表示します。
<asp:Button id="MyButton"
Text="label"
CommandName="command"
CommandArgument="commandargument"
CausesValidation="true | false"
OnClick="OnClickMethod"
runat="server"/>
解説
Button コントロールを使用すると、Web フォーム ページにプッシュ ボタンを作成できます。作成できるボタンには 2 種類あります。submit ボタンまたは command ボタンを作成できます。
既定では、Button コントロールは submit ボタンです。submit ボタンには関連付けられているコマンド名 (CommandName プロパティで指定) がなく、その機能は単に Web ページをサーバーにポストバックするだけです。Click イベントのイベント ハンドラを作成して、submit ボタンがクリックされたときに実行するアクションをプログラムにより制御できます。
command ボタンには、CommandName プロパティを設定することによってコマンド名 (Sort など) を関連付けることができます。これにより、Web フォーム ページ上に複数の Button コントロールを作成し、どの Button コントロールがクリックされたのかを Command イベントのイベント ハンドラでプログラムによって判断できます。command ボタンで CommandArgument プロパティを使用して、Ascending などの実行するコマンドに関する追加情報を指定することもできます。Command イベントのイベント ハンドラを作成して、command ボタンがクリックされたときに実行するアクションをプログラムによって制御できます。
既定では、Button コントロールがクリックされたときに、ページの検証が行われます。ページ検証では、ページ上の検証コントロールに関連付けられている入力コントロールが、その検証コントロールによって指定されている入力規則を満たしているかどうかが確認されます。reset ボタンなど、この動作を無効にする必要がある Button コントロールの場合は、CausesValidation プロパティを false に設定します。
メモ <asp:Button> 要素には内容が含まれないため、個別に終了タグを使用する代わりに /> でタグを閉じることができます。
Button コントロールに表示するキャプションを指定するには、Text プロパティを設定します。
Button コントロールのプロパティとイベントの詳細については、Button クラスのドキュメントを参照してください。
例
.aspx ファイルで submit ボタン コントロールを宣言する方法を次の例に示します。
<asp:Button id="SubmitButton"
Text="Submit"
OnClick="SubmitBtn_Click"
runat="server"/>
.aspx ファイルで command ボタン コントロールを宣言する方法を次の例に示します。
<asp:Button id="SortAscendingButton"
Text="Sort Ascending"
CommandName="Sort"
CommandArgument="Ascending"
OnCommand="CommandBtn_Click"
runat="server"/>
ボタン クリックを取得し、CommandName プロパティと CommandArgument プロパティでボタンから渡された情報を表示するイベント処理メソッドを次の例に示します。
Sub CommandBtn_Click(sender As Object, e As CommandEventArgs)
Message.Text = "You clicked the " & e.CommandName & _
" - " & e.CommandArgument & " button."
End Sub
[C#]
void CommandBtn_Click(Object sender, CommandEventArgs e)
{
Message.Text = "You clicked the " + e.CommandName +
" - " + e.CommandArgument + " button.";
}