ロール ベース セキュリティ
ビジネス アプリケーションでは、ユーザーによって提示される資格情報に基づいて、データやリソースへのアクセスを与えることがよくあります。このようなアプリケーションは、通常、ユーザーのロールを調べ、そのロールに基づいたリソースへのアクセスを許可します。共通言語ランタイムには、Windows アカウントまたはカスタム ID に基づくロール ベース承認のサポートが用意されています。このセクションを読む前に、「セキュリティの基本概念」に説明されている内容を理解しておいてください。
このセクションの内容
- ロール ベース セキュリティの概要
.NET Framework のロール ベース セキュリティの概要を示します。
- プリンシパル オブジェクトと ID オブジェクト
Windows ID と Windows プリンシパル、汎用 ID と汎用プリンシパルの両方について、セットアップと管理方法を説明します。
- PrincipalPermission オブジェクト
アクセス許可オブジェクトを宣言で実装する方法と強制的に実装する方法について説明します。
- ロール ベース セキュリティ チェック
セキュリティ チェックを宣言で実装する方法、強制的に実装する方法、またはプリンシパル オブジェクトに直接アクセスすることで実装する方法について説明します。
- COM+ 1.0 セキュリティとの相互運用
COM+ 1.0 セキュリティと .NET Framework セキュリティを相互運用する方法の概要を示します。
関連するセクション
- セキュリティの基本概念
.NET Framework のセキュリティを使用する前に理解しておく必要のある、基本的な概念について説明します。
- セキュリティ ツール
.NET Framework に含まれているセキュリティ ツールの一覧を示し、各ツールについて簡単に説明します。