IntPtr 構造体
ポインタまたはハンドルを表すときに使用されるプラットフォーム固有の型。
この型のすべてのメンバの一覧については、IntPtr メンバ を参照してください。
System.Object
System.ValueType
System.IntPtr
<Serializable>
Public Structure IntPtr Implements ISerializable
[C#]
[Serializable]
public struct IntPtr : ISerializable
[C++]
[Serializable]
public __value struct IntPtr : public ISerializable
[JScript] JScript では、.NET Framework の構造体を利用することができます。ただし、独自に定義することはできません。
スレッドセーフ
この型は、マルチスレッド操作に対して安全です。
解説
IntPtr 型は、サイズがプラットフォーム固有の整数になるよう考慮されています。つまり、この型のインスタンスが 32 ビットのハードウェアおよびオペレーティング システムでは 32 ビットになり、64 ビットのハードウェアおよびオペレーティング システムでは 64 ビットになります。
IntPtr 型は、ポインタをサポートする言語で使用できますが、ポインタをサポートする言語とサポートしない言語間でデータを参照するための共通手段としても使用できます。
IntPtr オブジェクトを使用すると、ハンドルも保持できます。たとえば、 IntPtr のインスタンスは、 System.IO.FileStream クラスでだけ使用され、ファイル ハンドルを保持します。
IntPtr 型は CLS に準拠していますが、 UIntPtr 型は準拠していません。共通言語ランタイムで使用されるのは、 IntPtr 型だけです。 UIntPtr 型は、主に IntPtr 型とのアーキテクチャのシンメトリを維持する場合に使用します。
この型は、 ISerializable インターフェイスを実装します。
必要条件
名前空間: System
プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ, .NET Compact Framework - Windows CE .NET
アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)