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NetCodeGroup クラス

アセンブリのダウンロード元のサイトに Web アクセス許可を与えます。このクラスは継承できません。

この型のすべてのメンバの一覧については、NetCodeGroup メンバ を参照してください。

System.Object
   System.Security.Policy.CodeGroup
      System.Security.Policy.NetCodeGroup

<Serializable>
NotInheritable Public Class NetCodeGroup   Inherits CodeGroup
[C#]
[Serializable]
public sealed class NetCodeGroup : CodeGroup
[C++]
[Serializable]
public __gc __sealed class NetCodeGroup : public CodeGroup
[JScript]
public
   Serializable
class NetCodeGroup extends CodeGroup

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basicでは Shared) のすべてのメンバは、マルチスレッド操作で安全に使用できます。インスタンスのメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

解説

コード グループは、コード アクセス セキュリティ ポリシーのビルド ブロックです。各ポリシー レベルは、ルート コード グループで構成され、子コード グループを含めることができます。各子コード グループは、独自の子コード グループを持つことができます。この動作は任意のレベル数まで拡張でき、ツリーを形成します。各コード グループには、特定のアセンブリの証拠に基づいて、そのアセンブリがそのコード グループに所属しているかどうかを判断するメンバシップ条件があります。メンバシップ条件が特定のアセンブリに一致したコード グループとその子コード グループだけにアクセス セキュリティ ポリシーが適用されます。

NetCodeGroup のマージ セマンティクスは、 UnionCodeGroup のセマンティクスと同じです。このクラスは、一致している子コード グループの PolicyStatement オブジェクトと、入力として受け取った Url 証拠から生成した PolicyStatement との和集合を形成します。ただし、 NetCodeGroup は、コードが実行されているサイトへ接続アクセスを与える、動的に計算された WebPermission を含むアクセス許可セットを返します。一方、 UnionCodeGroup は、静的アクセス許可セットだけを返します。

アクセスは、コードが実行されたプロトコルに対してだけ与えられます。ただし、HTTP プロトコルで実行されているコードには、HTTP プロトコルと HTTPS プロトコルの両方のアクセスが与えられます。たとえば、https://www.fourthcoffee.com/1/2/app.exe から実行されたコードには、https://www.fourthcoffee.com/* および https://www.fourthcoffee.com/\* へ接続するためのアクセス許可が与えられますが、https://www.fourthcoffee.com/1/2/app.exe から実行されたコードには https://www.fourthcoffee.com/\* へ接続するためのアクセス許可だけが与えられます。これは、アセンブリが、実行されたプロトコルよりも安全性の低いプロトコルで通信しないようにするために行われます。安全性の低いプロトコルでアセンブリが通信できるようになると、そのアセンブリによって送信された情報のセキュリティは、ユーザーの期待に添えないものになります。

必要条件

名前空間: System.Security.Policy

プラットフォーム: Windows 98, Windows NT 4.0, Windows Millennium Edition, Windows 2000, Windows XP Home Edition, Windows XP Professional, Windows Server 2003 ファミリ

アセンブリ: Mscorlib (Mscorlib.dll 内)

参照

NetCodeGroup メンバ | System.Security.Policy 名前空間 | コード グループ